飯山線・森宮野原(新日本紀行/NHK)


飯山線・森宮野原(新日本紀行/NHK)

新日本紀行/NHK

小学生のころに強い影響を受けたテレビ番組は、なんといってもNHKの「新日本紀行」である。
新日本紀行は、全国各地の暮らしぶりや風俗を紹介するという、まじめなドキュメンタリーなのだが、私は、番組の中でチラリと出てくる鉄道シーンだけを期待して見ていた。淡路交通や餘部鉄橋などを見て感激したのも、この番組である。そんな中で一番衝撃を受けたのが「雪の飯山線」のドキュメンタリーで、雪の中を蒸気機関車が走ってきたり、列車が停まった駅で駅弁売りの人が土瓶のお茶を売っていたりするのを見て、「大人になったら飯山線の越後田中というところに行ってみよう」と誓ったのだった。
写真は長野県側の森宮野原駅にある積雪記録の標識で、昭和20年2月12日に積雪785cmを記録したことが記されている。鉄道が敷設される場所としては信じられない大記録である。
さて、新日本紀行に話を戻すと、番組が終わるころになると、哀調を帯びた音楽が流れはじめ、画面がズームアウトした後、音楽の終了と同時にエンドというパターンだったように覚えている。このときの曲が富田勲の作曲による「祭りの笛」という曲で、シンセサイザーに転向する前の富田勲の作品ゆえに、NHK交響楽団の演奏であった。