楽しい軽便鉄道/吉川文夫



今回の旅の目的は「楽しい軽便鉄道/吉川文夫著(保育社)」という本に出ていた旧西大寺鉄道の保存車両キハ7を見ることでした。

☆西大寺へのアクセス
岡山駅から西大寺駅まではJR赤穂線で15分。姫路駅から西大寺駅まではJR山陽本線・赤穂線で約1時間40分です。

★西大寺鉄道
岡山後楽園と西大寺市駅間の11.5Kmを結んでいた旧西大寺鉄道は1911年に開業、1955年に両備バスと合併、1962年に赤穂線の全通に伴い廃止。



両備バス西大寺バスターミナル前

キハ7は両備バスの西大寺バスターミナルにあるということなので、私は西大寺駅からバスターミナルまで歩きました。バスターミナルは駅から徒歩約10分のところです。

ここで驚いたのは、キハ7の隣の建物が「緑川洋一写真美術館」だったことです。緑川氏は岡山在住の著名な写真家です。





旧西大寺鉄道キハ7

西大寺鉄道の軌間は普通の軽便鉄道よりも広い914mmでした。このためキハ7は軽便鉄道の中では立派な車両です。

☆流線型時代とキハ7
昭和11年(1936年)生まれのキハ7は、京阪びわこ号などと同時代の車両です。ちょうど流線型の鉄道車両が大流行していた時期ですから、この流行を受けてキハ7も流線型デザインを取り入れています。

このキハ7の面白いところは、流線型デザインなのに荷台が付属していることでしょう。この荷台は自転車や大きな荷物を乗せるためのもので、ご当地では、たいへん実用性の高い装備だったそうです。しかしデザイン面では競技用自転車の前後に買い物籠をくっつけたような珍奇なスタイルです。キハ7は、この愛嬌のあるスタイルのため鉄道模型ファンからも愛されています。

★参考:昭和9年〜昭和12年頃に作られた流線型車両の例(京阪びわこ号、あじあ号用パシナ機関車、C5343流線型改造化、流線型C55、EF55、モハ52、名鉄850形なまず、名鉄3400形いもむし、京阪1100型)





西大寺観音院の門前町

西大寺は、昔は吉井川の物資が集散する港町として賑わった町です。写真は昔の雰囲気を残す西大寺観音院前の商店街です。電気店には懐かしいビクターの犬が飾られていました。




西大寺観音院

西暦777年に創建された西大寺観音院は、2月の第3土曜日(夜)に行われる西大寺会陽(はだかまつり)で有名なお寺です。





備前焼

JR西大寺駅から相生・姫路方面へ帰る途中の伊部(いんべ)駅で途中下車しました。
この駅の2階に備前焼の展示即売コーナーがあります。私は、そこで写真の酒器をお土産として買いました。



キハ7への旅(おわり)


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