広州市地下鉄


地下鉄(地鉄)広州東駅

←「30元のストアードバリューチケット新発売」という横断幕が見えます。

広州地下鉄1号線は1997年6月28日に西朗〜黄沙間が部分開業し、1999年6月28日に広州東駅まで延伸されたことにより全線が開通しています。



広州地下鉄儲値票(SVチケット)

←公園前駅で購入した儲値票(日本のSFカードと同じ。30元・50元・100元の3種類)です。ただし通用期間は発売日から180日です。(期限切れのときには期間の延長申請もできるそうです)
私がSVチケットを買った方法は、出札口のガラス越しに「我要30元儲値票」と書いた紙を職員に見せるというものでした。



広州地下鉄車両

←広州の地下鉄はホームドアにはなっていないため、先頭車両の写真を撮ることができました。また、最西端側の西朗〜坑口間は地上を走っているそうです。

この広州地下鉄の工事はドイツの企業連合が受注していますので、車両もADトランツ(熊本市電の超低床車のメーカー<ADトランツについては新時速のページで説明します>)と日本の鉄道ファンにも有名なシーメンス社(最近では広島電鉄のグリーンムーバーで知られています)が合作した架線集電式のVVVF車です。

車体のレモンイエローは昔の名古屋地下鉄のような色でした。



地下鉄車両の側面

香港の最新車両とよく似た構造の5扉ロングシートの車体です。レモンイエローに赤い帯は、昔の西鉄でも見たような気がします。

写真では空いているように見えますが、これは町外れの広州東駅で撮ったためです。次の体育中心駅から広州市民が怒涛のように乗ってきました。中国人は列車の席を奪い合う習慣が身についているようです。この習慣のために地下鉄でも同じ行動をとってしまうのでした。



地下鉄車両の車内

車内も香港の車両に似ています。ステンレスのロングシートにスタンションポール、車内吊広告はありませんが、壁面広告はちゃんとありました。壁面広告はザウルスのような携帯情報端末の広告などです。
中国の地下鉄はバスに比べるとかなり高価な乗り物です。



六榕寺

広州東駅から7駅目の公園前駅で地下鉄を降り、広州名所の六榕寺(リィオルォンス−)を訪問するつもりで町を歩いたのですが、道が判りにくく、中国人に道を教えてもらいながら寺の近くまで来たところで時間切れになってしまいました。それというのも広州東駅発「新時速」の乗客の出国審査が13時35分に始まるからです。このため旅行前に計画していた「中山(孫文)記念堂、広東料理の陶陶居(タオタオチュ)、広州友誼商店での買い物」というような大計画が、砂上の楼閣のように崩れ去ったのでした。まったく、これでは「食無広州」です。

★六榕寺は西暦537年に創建された禅宗のお寺です。宋の時代(10世紀)に建てられた高さ57mの六榕塔が有名です。



広州市内のトロリーバス

日本では、トロリーバスは軌道法の鉄道(正式名称は無軌条電車です)に分類されます。日本でも、1970年前後まで幾つかの大都市でトロリーバスが使われていたのですが、現在は立山黒部アルペンルートに観光用のトロリーバスが残っているだけです。
中国ではトロリーバスは、まだまだ市民の足として活躍しています。このように2台のトロバスが並んで走っている写真は、中年以上のオールドファンには喜ばれそうです。(2台のバスのトロリーポールの位置に注目してください。この運転方法は路面電車では不可能です)



トロリーバスの側面

以前に中国へ行った人から聞いていたように、歩行者の道路横断は危険極まりないものでした。大きな交差点には信号機があるものの、歩行者用の信号機は皆無です。それにクルマが優先なのか、前方の信号が青になっても右折車、左折車、バイク、自転車などありとあらゆる乗り物が真っ直ぐに人を襲ってきます。その交通量も半端なものではありません。
私は、とにかく敏捷そうな中国人を見つけ、その人と一緒にというか一蓮托生の思いで道路を横断しました。それもクルマから見て中国人のブラインド側に寄り添い、反対車線に入ったらお互いのポジションをスイッチするという方法を採りました。その方法でも、クルマが行き交う車線の隙間に取り残されたことがあります。クルマの列がなかなか途切れないため、このままクルマに轢かれてしまうのではないかとヒヤヒヤしました。

中国の交差点を渡る人とクルマの光景は、まるで雑技団(サーカス)の演技を見ているようなもので、ハラハラドキドキの連続でした。