近鉄養老線・1991年

ここ最近、休日のたびに悪天候という状態が続いています。このため、今回は古い画像を使い、養老線編を作ってみました。

東海道新幹線の下り列車に乗ると、岐阜羽島駅を過ぎたあたりから左側の車窓に養老山系が迫ってきます。東海道新幹線の車窓の中で一番好きなのが、この養老山系の風景です。
その養老山系の車窓をじっくり眺めると、「イビデン」の看板の下あたりを近鉄養老線というローカル線が走っています。このページの写真は、その養老線にまだ旧型車両が走っていたときに撮影したものです。



養老山系の麓を行く(美濃高田〜烏江)

近鉄養老線は桑名駅(三重県)と揖斐駅(岐阜県)の57.5kmを狭軌のローカル線です。ただし、列車の運行は桑名〜大垣と大垣〜揖斐の二つに分かれ、まるで別路線であるかのようになっています。



牧田川旧橋梁(烏江〜大外羽)

牧田川の河川改修のときに消えてしまった牧田川の旧橋梁です。これは明治時代にイギリスで製造されたダブル・ワーレン・トラス橋です。当初は日本の国鉄で使われていましたが、大正時代に旧・養老鉄道が国鉄から橋梁の払い下げを受け、写真の牧田川橋梁に転用されました。

現在の烏江駅の横に、この旧橋梁の一部が保存展示されています。





烏江駅・旧駅舎

現在の烏江駅はコンクリート製の高架駅になっていますが、当時は写真のような古い駅舎でした。




養老線

養老線は1913年(大正2年)7月に養老〜大垣〜池野間が養老鉄道の手によって開業しました。
1959年(昭和34年)に名古屋線が標準軌に改軌されてからは孤立した狭軌ローカル線といった雰囲気です。養老線が改軌されなかった大きな理由は、当時は国鉄直通の貨物列車が走っていたためです。




養老の滝伝説

「養老の滝」といっても居酒屋チェーンのことではありません。
私の記憶では、親孝行の息子が「父に酒を飲ませてあげたい」と思いながら滝の水をくんだら酒になっていたいうような伝説だったと思います。ともあれ「アル中の親に酒を飲ませていいものか?」などという野暮なことは抜きにして孝行伝説ということになっています。
この他、養老線の沿線では、三重県側の多度に馬神事で有名な多度神社があります。



近鉄養老線1991年 (おわり)


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