郷愁の詩人・与謝蕪村/萩原朔太郎

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今回は江戸時代の俳人・絵師として名高い与謝蕪村(1716−1783)にゆかりのある地をご案内します。

「君あしたに去りぬ
ゆうべの心千々に何ぞ遥かなる。
君を思うて岡の辺に行きつ遊ぶ。
岡の辺なんぞかく悲しき」

朔太郎は、この蕪村の詩を引用し、作者の名をかくしてこれを明治の新体詩人の作といっても人は決して怪しまないだろう、と述べています。
この詩は、蕪村が名もなく貧しい放浪時代に、孤独な彼を庇護してくれた下総結城の俳人・早見晋我老人(白寿老仙)の死を悼んだ「晋我追悼曲」の冒頭部分です。

蕪村ゆかりの地としては、当ホームページ第7部の「月は東に」で大阪の毛馬を紹介しましたが、その他では東京日本橋、茨城県結城、「涼しさに麦を月夜の卯兵衛哉」の秋田・八郎潟を含めた東北各地、滋賀、京都、京都府宮津、兵庫県室津、香川県丸亀などが知られています。この中から、今回は蕪村が1766〜1768年に滞在した丸亀を訪ねました。



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丸亀城(香川県)
妙法寺ほか(香川県)
宮津、祇園、南座(京都府)
金福寺(京都府)



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