坊っちゃん/夏目漱石


旧制松山中学校跡と伊予鉄道市内線の路面電車

今回は「坊っちゃん」ゆかりの愛媛県松山市への旅です。

★「坊っちゃん」について/江藤淳から
「坊っちゃん」の善玉たるわが坊っちゃんと山嵐も、紆余曲折の末悪玉の赤シャツと野だを退治する。坊っちゃんの倫理観は単純明快、その行動は直情径行で、インテリ特有の計算や反省などは薬にしたくもない。いうまでもないことながら、英国帰りの大インテリである漱石がこのような主人公を創り出した意味は決して小さくない。漱石は暗に主張しているのである。外国語も近代思想も、いわんや近代小説理論も、それらはすべて附け焼刃にすぎない。人は決して、そんなものによって生きていない。生得の言葉によって、生得の倫理観によって、生きている。少なくとも彼自身を生かしているものは近代が与えた価値ではない。・・
しかし、作者漱石は、同時にこのような立場が、無限に敗れつづけなければならぬ立場であることを熟知していた。
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