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シリアル番号 表題 日付

1082

キリスト単性論信者

2006/11/04

キリストは神性と人性が一体となった単性(Monophysitism)のものであると考えるキリスト教信者。アルメニア正教会、コプト正教会などがこれに属する。東方諸教会(Oriental Orthodoxy) or 東方教会 or 東方キリスト教ともよばれ、古代キリスト教の教派のひとつであるネストリウス派もこれに分類される。現代のアッシリア正教会がネストリウス派の後継である。

単性はもともとネストリウス派の思想に対抗するためにエジプトで盛んになったが、キリストは神性と人性の二つの本性をもつという両性説をとる東方正教会からケルケドン公会議で異端とされた派である。

使徒継承教会は東方正教会(Orthodox Church) or ギリシャ正教 or ギリシャ正教会 or ロシア正教とローマカトリックが後継。

ちなみにダン・ブラウンの「ダビンチコード」でクローズアップされたグノーシス派はキリスト教グノーシス主義、グノーシス派キリスト教徒と呼ばれ、原始キリスト教会にとっては存在が大きな脅威であった為、異端とされた。ナグ・ハマディ写本の発見により、キリスト教とは別個に成立した宗教思想であったことが分かっている。ササン朝ペルシャのマニ教がこの後裔。

ートインビー「歴史の研究

Rev. July 14, 2007


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