シリアル番号 | 798 |
書名 |
西洋の没落 世界の形態学ぼ素描 第一巻形態と現実と |
著者 |
オスヴァルト・シュペングラー |
出版社 |
五月書房 |
ジャンル |
歴史哲学 |
発行日 |
1989/5/28第1刷 1992/4/8第5刷 |
購入日 |
2006/10/5 |
評価 |
優 |
鎌倉図書館蔵
執筆に10年の歳月をかけて第一次大戦開戦時には脱稿していたが、戦争で出版できす、戦後1918年に出版され、衝撃を世界に浴びせた本。今でも文化・経済人必読の書とされ多くの人に引用や言及をされてきた。
シュペングラーはデモクラシーこそが西洋の没落の原因と考えたが、後にデモクラシーを否定するナチが台頭してきたことは予想外だったのだろうか。いずれにせよ大戦争となり、人類を滅亡させる武器が発明され、貨幣が思想を支配するなどという彼の予言は全て当たっている。西洋文明は21世紀で滅びるという予言が当たるかどうか。