2.日本海の島



(1)飛島(とびしま)

(1994年9月訪問)
山形県唯一の有人離島。 行政上は酒田市になる。(定期船は酒田市営、水は酒田から船で運ぶらしい) 周囲10.2km位なので半日で歩いてまわれる。 島の南東側に集落があって、北西側は岩が多い吹きっさらしの海岸で人家はない。 この島は、山形県庄内地方の人がハメをはずしにくるところらしく島の人もあきれていた。(でも、彼らのおかげで島唯一の遊覧船に乗る事ができた) 漁業が主産業なので集落ではいかを干しているのが見える。 そのためか?猫が多い。 昼間っから堂々と集会をしていた。


(2)佐渡(さど)

(1973年、1984年、1995年の8月訪問。 次回は2006年か?)
日本最大の離島。(面積854.54ku、周囲262.6km) 北西に大佐渡、南東に子佐渡と呼ばれる山塊があり、その間に国中(くになか)平野という平野がある。 国仲平野にいると田んぼが多くて、国道添いに郊外型スーパーや紳士服の店、モスバーガーがあるので島旅をしている実感が湧かない。 お盆だけだろうか?能や人形浄瑠璃を行っているのを見た。 また、さどおけさという有名な民謡(新潟県の民謡といえばこれ!)もある郷土芸能の島というべきだろう。 大佐渡側の海岸は岩場が多く、入り江は澄んでいて三点セット(水中眼鏡、シュノーケル、ひれ)でシュノーケリングが楽しめる。 ダイビングをしている人も多いようだ。


(3)舳倉島(へぐらじま)

(1997年7月訪問)
能登沖に浮かぶ漁業の島。 行政上は石川県輪島市になる。 周囲5.1kmで半日もしないうちに歩いてまわれる。 大半の島の人は輪島市街に家があり、かつては夏は島、冬は輪島というふうに季節毎に移動していたらしい。 訪れていた時、丁度島の運動会でにぎわっていた。 帰りの船で母親との別れを悲しんで泣いていた子供が印象的だった。 多分、母親は島で漁業、子供は輪島で親戚のところで生活しているのだろう。 その翌日から定期船が新しくなった。 ・・・複雑な心境。


(4)島後(どうご)

(1994年8月訪問)
島根県隠岐諸島最大の島(面積242.61ku、周囲211.0km)。 佐渡同様、大きな島なので離島という実感がない。 だが、佐渡と違って平地が少ないので食料の確保には苦労したのではないだろうか? 西郷港で下船すると「竹島は日本の領土」という意味の看板が出ていて、実はここも国境の島なのか?と思わせる。 島の東北に位置する布施村の浄土が浦海岸は海が澄んでいてとてもきれい!沖縄八重山の海に次ぐ位だと思う。 ここもシュノーケリングで楽しめる。 朝鮮半島と近畿地方の中間に位置するので民俗学的に見ると面白い所ではないだろうか?


(5)知夫里島(ちぶりじま)

(1994年8月訪問)
島根県隠岐諸島は東部の島後、西部の島の集まり島前の二つに分けられる。 この島は島前側にある隠岐最南の島である。 行政上は島根県知夫村。 島の西部はほとんど牧場で、アイルランドのような石垣の囲いがしてある。 これで土地を区切ってある土地は放牧に他の土地は畑に使う。 一定時期になったら放牧地は畑に、畑は放牧地に替える。 主に黒い牛が放牧されている。 島で一番高い所にある赤ハゲ山頂上から北を見ると島前が見渡せる。 瀬戸内海をほうふつさせる風景である。 南には山陰の名峰、大山が見える。


(6)西ノ島(にしのしま)

(1994年8月訪問)
隠岐諸島島前の北西に位置する島。 外洋に面した島の北西側は壁のような巨大な崖になっている。 中でも高さ250mにもなる「摩天崖」(まてんがい)がある国賀海岸は見物である。 遊覧船から見上げるのも、船から下りて崖の頂上から見下ろすのも面白い。



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