1.北海道の島


(1)礼文島(れぶんとう)

(1993年6月、1998年9月、2001年9月訪問)
日本最北端の島。 6月〜7月にかけては花の島となる。 本州あたりだと海抜2000m位の高地まで行かないと咲いていない花(キスゲ、オダマキ、ウスユキソウなど)が海岸近くで見られる。 それだけ寒冷の地のようだ。 私が訪れた時は最高気温が15℃もなかったと思う。 島は南北に細長い形をしており、東側に香深(かぶか)、船泊(ふなどまり)などの集落があり、島を縦断する道路がこちら側だけある。 西側はほとんど人がいない自然に恵まれた所で通称「愛とロマンの8時間コース」と呼ばれるハイキングコースがある。 花を見るならお勧めである。 花を見にハイキングされるときは海抜2000m位の山を登るときの装備を持って行かれるといいと思う。(すなわち、底の厚い靴、上下の雨合羽、トレーナーもしくはフリースジャケット、水筒、食料、日焼け止めなど) この島には季節営業だが、毎晩1時間位宿のスタッフと宿泊者が歌って踊るイベントがある(強制参加でない)ユニークな宿がある。 港でのにぎやかな送迎があるのですぐわかる。


(2)利尻島(りしりとう)

(1993年6月、1998年9月訪問)
島というより海上に浮かぶ大きな火山である。 山はその形の美しさから「利尻富士」と呼ばれている。 礼文島の南隣りにあるのでここも気温は高くない。 私が訪れた時には6月というのに桜がさいていた。 火山がひとつからなのか?この島は円形である。 ここでなにをするか?というとウニ丼を食べる、昆布を買う(利尻昆布は羅臼、日高と並ぶ高級品である)というのもあるが、やはり登山だろう。 利尻山は深田久弥指定の100名山に含まれているほどメジャーな山である。 6、7月は花の礼文とセットで訪れる年配の女性が多い。 静かに登山を楽しみたい方は9月あたりに登ると良いだろう。 しかし、周囲は海で、いきなり海抜1700mの山という地形の関係で雲がかかりやすい。 麓のキャンプ場でテントを張って翌日の早朝に登ると楽である。  ここで私の島旅が始まった。



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