やさしいタビと犬より強いルンルン





タビックスとルンルンはさくらの実家T家のネコです。
1995年の秋のある日、
ブラッキーの散歩に出かけたお姉ちゃんたちが
空き地でふるえている痩せた子猫を発見、家へ連れてきました。
弱っていて育たないかと思われた
黒地に白い足袋をはいたようなネコちゃんは
みんなの必死の育児で無事大きくなり、
初めはネコ嫌いのはずだったお母さんまで
すっかりネコ好きにしてしまうほど愛嬌をふりまくネコになりました。

一年後のある日、
またしてもかわいい子猫がT家に来ることになりました。
今度はタビちゃんと正反対、白地に鼻の下の模様がかわいい子でした。
名前はテレビのアニメ「花の子ルンルン」から
「鼻」違いだけれども、ルンルンとなり
先輩のタビちゃんにかわいがられて大きくなりました。

このタビとルンルンはいつも仲良く助け合って暮らしておりますが、
ルンルンはどういうわけか、ものすごく強いネコ、
犬なんかひっかくどころか、噛みついちゃうんです。
T家の柴犬ブラッキーとチップは、さわらぬ神にたたりなしとばかりに、
ルンルンには一切近づかないそうです。



小さいころのタビックス


タビちゃんに守られた小さなルンルン





「アビシニアンの赤ちゃんたち」へ