国立がんセンタ−提唱の12か条
詳しいことは
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1.バランスのとれた栄養をとる
   −いろどり豊かな食卓にして−

  乳がん、大腸がん、子宮内膜がんなどは、脂肪のとりすぎと重大な関係があるといわれています。反対に発がんを抑える栄養素として、ビタミンAやビタミンC、Eなどがクローズアップされ、食物繊維にも発がん抑制の効果が知られています。
  食事の際はできるだけ多くの種類の食品をとり
、食物中の発がん物質の作用を相殺していくことが大切です。偏食をしないこ、食物中の発がん物質の作用を相殺していくことが大切です。偏食をしないことが大切です。
2.毎日、変化のある食生活を
   −ワンパターンではありませんか?−
  バランスのよい栄養をとること、ただ、それも、にんじんにカロチンがあるので良いからと、そればかり食べるのではなく、出来るだけ多くの緑黄色野菜からカロチンをとることが望ましいのです。バランスよく、そしてバラエティーのある食生活を心がけましょう。
3.食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに
   −おいしい物も適量に−
 食べすぎの中でも、とくに問題とされるのが脂肪の量で、脂肪をとり過ぎると乳がんになりやすいという報告があります。 従来、日本人女性の乳がんは、閉経前6に対して、閉経後4の割合でした。それが近ごろは5対5となり、アメリカ人女性の4対6に段々と近づきつつあります。原因は、閉経期が遅くなったこともありますが、動物性脂肪のとり過ぎが考えられます。
 また、脂肪の摂取量は、乳がんだけでなく、大腸がんや前立腺がんなどの発生とも関連のあることが指摘されています。

4.お酒はほどほどに
   −健康的に楽しみましょう−
 アルコールの多量摂取と肝臓がんの発生に関係が認められています。また、酒好きの人は、お酒だけを飲むことが多いので、栄養のバランスがくずれて、がんになりやすい身体の条件をつくる可能性も高いわけです。とくに、飲みすぎの上に、たばこが重なると、悪い因子が相乗的に働いて、がんの危険も増大します。

5.たばこは吸わないように
   −特に、新しく吸いはじめない−
 たばことがんとの間に深い関係があることは良く知られた事実です。40歳以上の日本人男性12万人以上を長期間にわたって調査した結果、1日25本以上たばこを吸う人は、吸わない人に較べて、喉頭がんが90倍以上、肺がんが7倍の死亡比になることがわかっています。しかし、禁煙すればがんになる危険はそれ以上増えず、禁煙後5年くらいたつとほとんど吸わない人と同じくらいの状態に近づきます。
6.食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる
   −緑黄色野菜をたっぷりと−
 ビタミン類は、人間の体にとって「潤滑油」のようなもの。なかでも、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEには、発がんを防ぐはたらきもあることが知られています。また、野菜などに含まれる繊維質にも、同じような効果があります。
7.塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから
   −胃や食道をいたわって−
  1日にとる食塩の望ましい量は、10グラム以下とされています。食塩のとりすぎが脳卒中や心臓病などの循環器疾患を起こしやすく一般に塩をひかえる傾向にあり、胃がんの死亡率も確実に下がってきていますが全国平均1人1日当たりの食塩摂取量は、まだ10グラム以下にはなっていません(平均12〜13g/日)。日本の高血圧治療ガイドラインでは1日7gを提唱しています。
8.焦げた部分はさける
   −突然変異を引きおこします−
  魚や肉を焼いて焦がすと、細菌などに突然変異を引きおこす物質(突然変異原物質という)が生じることが最近明らかになってきました。この焼け焦げに含まれる発がん物質は、調理温度が高く、調理時間が長くなるほど、量が増え、とくに、肉や魚、野菜などを直火で焼いたり、フライパンの上で熱を加えて焦がした場合に多くできます。 あまり神経質になる必要はありませんが、焦げた部分を大量に食べることはさけたほうが良いでしょう。
9.かびの生えたものに注意
   −食べる前にチェックして−
  一口にかびといっても、色々な種類があります。有害なのは、ピーナッツなどのナッツ類やとうもろこしにつくかびで、これには強い発がん性が認められています。
10.日光に当たりすぎない
   −太陽はいたずら者です−
 紫外線でやけた肌は、一種のやけどの状態にあります。それが続くと、細胞の遺伝子が傷つけられ、がんを誘発する可能性も高くなります。人種的にみて、紫外線に過敏に反応するのは、メラニン色素の少ない白人で、熱帯地方にすむ白人には皮膚がんや悪性黒色腫が多いといわれます。それに比べると黒人はずっと紫外線に強く、日本人も黒人並みに耐性があります。
11.適度にスポーツをする
   −いい汗、流しましょう−
12.体を清潔に
   −さわやかな気分で−
 毎日、シャワーを浴びたり、入浴したりして体を清潔に保つことで、皮膚がんや陰茎がん、子宮頸がんなどがある程度予防できます。

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