ヒトラー【Adolf Hitler】 ドイツの政治家。オーストリアの税関吏の子に生れ、第一次大戦に伍長で出征。戦後ドイツ労働者党に入党、党名をナチスと改めて一九二一年党首となる。二三年ミュンヘン一揆を企てて入獄。世界恐慌の混乱の中で中間層の支持を得、財界とも手を握って三二年ナチスを第一党とし、翌年首相。共産党その他を弾圧して三四年総統となり独裁権を掌握。以後、対外侵略を強行、三九年第二次大戦をひき起し、降伏直前に自殺。著「わが闘争」。(1889‾1945)  「広辞苑 第四版 電子ブック版」から引用