Midget Car 大会 (第一回 Meet the Today in ツインリンクもてぎ)

5月 30日, ツインリンクもてぎで Today の owner's meeting ('Meet the Today', 何か変な感じの英語...) があったので行ってきました.

実を言うと期限内に申し込みが間にあわなかったので, 私はきちんと参加申し込みをしていませんでした. それでもと思って行くだけ行ってみたら, 主催者の近藤さん他のご厚意で参加させていただけた, というのが実状です. 近藤さん皆さん本当にありがとうございました.

Meet the Today では自己紹介から, ダベり (懇談), コレクションホール見学, パレードラン (もてぎの外周道路にて) といろいろなイベントがあったのですが, そういったイベントの一つとして Midget Car 大会がありました.

Midget Car ってのは, カートとバギーの合いのこみたいな乗り物で, ダートのオーバルコースを走ります. 写真はツインリンクの Web サイトにきっとあると思うんで見て下さい.
「US改」とかいう日テレの夜の番組でヒロミが乗ってたから, テレビで見た人も多いんじゃないかと思います.

で, 大会ですが...

とりあえず参加者を六組 (4, 5人づつ) に分けてレースすることになりました. 私は E組 なので, 二つ前の C組の走りを見て研究することにします. この組にはカーター (カート乗り) で, 私から JW2 を買ったのが縁となって来ている竹下さんがいることですし.

見ていると, C組はひとりだけめちゃ速い人がいて, それ以外は結構混戦になっています. この速い人の走りを良く見ると...

  1. コーナーへは比較的外から入る. たぶんクルマ 1.5-2台分くらい.
  2. カウンターはコーナー奥 3/4 くらいまでは当たることもあるが, その後加速時はほとんど当てていない.

という感じでした. よし, これを目標にしよう.

註: ちなみに, C組はこの人がぶっちぎりのトップで, 二位が団子状態の中でコーナーを押さえきった竹下さんでした :-)

後で竹下さんに聞いたら,

結局, グリッド順で全てが決まっちゃうよね.

ということでした. スタートはローリングスタートなので, よほどのことがないとソコでは抜けないし, クルマには力が無いし, 相手がよほどの失敗をしない限りターンでも抜けないし... とのこと. なるほど.

C組が終わった後, コースにタンクローリーが入りました. 何をするのかと思って見ていると, いきなりコースに水を散き始めます.

おーい, それはかんべんしてくれー

という心の叫びも空しく, ローリーはコースを一周しました. D組の走行を見ていても, あきらかに摩擦係数が下がっているようです.

まぁ Equal Condition だもんね, しょうがないよね, と思いながら, マシンに向かいます. でも気が弱いのでダッシュに失敗して, 5人中 4番グリッド (涙).

註: 前もって決めなかったので, 早いもの勝ちになってしまった.

しょうがないよね. 1番があれば 5番もあるんだし, 2人ぐらい抜ければいいや (おいおい > おれ) と思いながら着座. 係員がシートベルトを締め, ハンドルを刺し込んでくれる. シートが遠くて足が届きにくい. 左側のスイッチを ON にし, 右のボタンでエンジンスタート. フォーメーションラップへ.

本来ならフォーメーションラップが一周でレースが十周の筈なのですが, フォーメーションラップ (黄旗) で二周しても, レース開始合図 (緑旗) が出ません.
原因は, 最初を走っているヒトが速すぎ, 二番目が遅すぎで隊列がちゃんと組めないこと (大粒涙).
アクセルを踏みすぎるのが悪いのか, 踏まないのが悪いのかどっちだか良くわかりませんが, とりあえず言われたことはやって欲しいっす.
三周目になって先頭車 (と二番目の車?) に注意が入り, 四周目でようやくレーススタート. この時点でレースが七周になってしまいました. ともかく, 気を取りなおしてレース開始.

スタートでダッシュを決めて一台くらい抜こうと思っていたのですが, 皆考えることは 一緒のようで, 結局一台も抜けず, そのままターンへ. これはほぼインベタみたいなところを通るが, 全然速度が乗らないのでちゃんとアウトから攻めることにする. 次のターン二つくらいは先行車を猛烈 (のつもり :-) ) にプッシュするものの, ターン入り口で詰めても出口で脱出ラインを閉じられてしまって抜けない. その次は出口側なるべくインを刺そうとするも, がんばりすぎて大オーバー, 大カウンターであっという間に離される. 次のターンでもう一度かなり詰め, さあこれからもう一回仕掛けるぜっ, とばかり出口でステアリング保持してアクセル全開...
と...

あ...れ?!

ハンドルが切れない.
というか, ステアリングの手ごたえが全くない.
え? どうして? と手 (とハンドル) をすいっと前方にずらすと, そこにはステアリングシャフトの頭 (パイプなので, 「穴」なんですが) が見えたりして...
(そもそもこれができることが問題なんだってば > おれ)

えっ? ってーことは, つまり, ハンドル外...れ...た? (ひーん)

とりあえずアクセル半分戻して, ハンドルを刺し直してみようとするが, 慌てているので刺さらない. クルマはターン終了直前からまっすぐいっているから, 今はバックストレートのかなりアウト側にいる. これなら後続車 (一台だけど) は大丈夫だろう...

そのまま外の方向へ.

なさけねぇ...
F1 の某チームみたいじゃねぇか... (おいおい > おれ)
そう言えば, こういう場合はどうするんだ? ハンドル持ってポストに手でも振るのか?
まぁ押して帰るのもナンだし, もう一回刺し直してみるべか?

刺し直してみると, 今度は落ちついているので一応刺さりました. ステアリングも動かせるようです. らっきー. これでレースに復帰します.

復帰したとは言っても, 先行車 (さっきまで私の後を走っていた車) とはターン一つ分 (たぶん 1/4周くらい) 離れてしまっています. 完全に終ってますね.
どうせ終ってるのですから, ケチな走りをしても仕方ありません.
ので, 心のおらおらスイッチを入れました :-) .
奇人^H^H鬼神の走り, ってやつでしょうか?

そこから気合いを入れなおして走ります. 事前の研究通り大外ならぬ中外ぐらいから入っていってターン中間にクリッピングポイントを取り (この時内側の側溝を踏んでいたのは反則なのかも知れないし, そもそももう少し奥に付いた方がいいと思う), 一台分くらい外へ脱出します. スピードも出ていないし, ターンで失速するし (おい), 馬力もないんで, 結局ブレーキは踏まなくてもいいような, 気が...

そのまま走っていたら, 何と最終ラップ (白旗) で先行車に追い付いてしまいました.

最終ラップ一つ目のターンでは仕掛けたのですが隙が無くて前に出られず.
二つ目の, 最後の最後のターンで, 先行車はその更に前の車に外から仕掛けました.

ちゃーんす :-)

私は空いたインへ. 先行車は外から仕掛けたのですが失敗して失速.
先行車が抜こうとした車は失速せず三位でゴールへ.

そして, 私の車が四位でチェッカーを受けました.


後で考えると, シート位置が合っていなかったので, ハンドルにしがみついてしまい, 変な力をかけて抜いてしまったようです. 見ていた人にはエンジントラブルかなにかに見えていたようで,

いや, 実はハンドル抜けたんです.

と言ったらびっくりしていました. やっぱりハンドル振って見せた方が良かったんでしょうか...

表彰式では「めずらしいモンを見せていただきました」ということで, 賞品を頂きました (苦笑).


プレイングミジェット
10周 (+フォーメーションラップ 1周) / 1300円
ツインリンクもてぎ ダートトラック (コントロールタワー脇で受付)
利用者は原付免許以上の免許が必要

1999 Copyright (C) Hajime Tsuchiya. All rights reserved.

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