自転車・お散歩編

まずは訂正から.

前回, BSM の弱点として「値段の割に見た目がしょぼい」と書いた. 遠目にはまったくその通りなのだが, 近くに寄って見ると印象は一変する. というのは, BSM の塗装にはごく控えめなメタリックが入っているからである. 下の写真のシートポスト (縦の棒) に白っぽいブツブツが見えるのがソレであって, 決してデジカメのノイズではない. これで値段のすべてが正当化できるわけではないけれども, 少しだけ心安らぐものはある(笑).

メタリック入りの緑濃緑の地の奥に輝く星々が散りばめられている

さて.

筑波山のふもとに自転車専用道路がある. 昔は鉄道が走っていたのだが, ずいぶん前に廃止されてしまい, ぺんぺん草が生えていたのを茨城県が自転車専用道路として整備しなおしたものだ. 土浦市から岩瀬町まで, 全長は39キロある. 愛称りんりんロード.

ウチからりんりんロードの一番近いところまで大雑把に7キロぐらいある. せっかく自転車を買ったので, じゃぁりんりんロードまで行ってみようと思ったのだが, 気がついたら3日かけて全線制覇してしまった. 1日目が藤沢 (地名) から筑波駅まで, 2日目が小田から土浦まで. 3日目は北条 (地名) から岩瀬までで, これはウチまで往復の距離を入れると60キロを超えているらしい. これだけ走るとさすがに膝がヤバイ. 危険な乗り物だ (笑).

歩道土浦・りんりんロード始点. 単なる歩道にしか見えない.

旧虫掛駅プラットホームと階段状ベンチ虫掛休憩所

旧藤沢駅プラットホーム藤沢休憩所

旧筑波駅プラットホームを利用した階段状ベンチ筑波休憩所

旧真壁駅プラットホーム真壁休憩所

旧雨引駅プラットホームと新設されたトイレ雨引休憩所

看板とJR水戸線岩瀬駅岩瀬休憩所・りんりんロード終点. 始点と違ってずいぶん広い.

BSM について言えば, 走りの軽さはともかく, それ以外の乗り味については今のところうまい評言を思いついていない. したがって, 読者の皆様には申し訳ないけれども結局「乗ればわかる」ぐらいのことしか言えないのである. もっとも, プロ?の自転車関連ライターもモールトンといえばせいぜい「シルキーライド」ぐらいの表現しか使わないようだし, しかもソレは「お城製」と呼ばれている, 偏屈博士のところで少量生産されている方のモールトンに言うだけであって, BSM の評言の定言は存在しないのである. ということは, 自転車評論業界は自動車業界よりも未開の荒野なのかもしれない (自動車業界はもうちょっといろいろ評言があると思う). ちなみにウチの BSM の場合, 路面のでこぼこをかなり拾うので, 絶対的には全然シルキーではないと思う. 相対的には, 正直言って良くわからない.

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