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「子どもの居場所を考える集い」第ニ回

日時:20003101330分〜1530
記録:筒井
校正:今回は時間的余裕がなくて校正していません。

■今回初参加の方の自己紹介

◆松下(児島子育てネットワーク)
 児島子育てネットワークということで、二年前から三つの学校の不登校の会をつなげて、最初は4人くらいから始めて、今は大きくなっている。不定期だが月に一回、会をしている。悩んでいる親の場所だったのだが、子どもたちが、高校の生徒が3人いるのだが、十一時に帰って来る子どもたちの居場所にもなりつつある。子ども同士が遊んだり、どこかで親と語るか、整理しないと、生きていることにならないと思う。

 朝の4時くらいまで、「あの時はどうだったか」などとたずねられたし、息子から「本音で生きていないのでは」などとぶつけられたりして、自分自身も、たてまえで生きていることに気付き「息子から贈り物をもらったな」と思う。他の家庭でも、語る場になりつつある。

 いまでも、「死んでしまいたい」と思っている女の子がいて、皆が心配しているのだが、「私だってそうなのよ」といって気が楽になってりしている。

 保険所の方は、学校と離れてしまっているが、保健所としても考えていて、学校の養護の先生や保育園の先生などを集めて四回の講座をした。来年度は何らかの行動をしたいと保健所長も言っていた。

 自分たちは専門家ではなく、親どうしなので、それはよさでもあるのだが、ケースごとに考えなければならないが、丁寧さを欠いてしまっていていることもあって、余裕がない時などは、限界が有るかなと考えることも有る。

 精神科の先生もいるので、専門家との関りも、そういう場を提供しますよと言われて、自分たちの活動の不安だった部分が解決するのではという段階になっている。

◆竹馬(遊+)
 現在、小学校四年生の子どもを頭に4人の子どもがいて、自分も仕事をして子どもの環境に危機感をも感じていて、そんな時に遊+を知った。自分自身がやっていることとして、自分の学校に児童クラブを作ることをやっている。行政のほうに作ろうという動きがあって、追い風になっていて、この春からできることになった。児童クラブのことを考えていて、歴史的に見て、一番子どもの居場所のことを考えているのではと考えていて、自分たちが作った児童クラブを特別の子どもの為のものではなく、地域の為にとなれば、と考えて、次のステップを考えている。

◆Kさん(高校生フェスティバル実行委員。学芸館2年)
 高校生フェスティバルをやろうと思ったきっかけなんですけど、初代の及部君が高校生部落問題研究会の実行委員長をして、色々やっていて、やっぱ(これは)高校生の自主活動ではないなと感じていた。先生が「あれやれこれやれ」と言って、生徒がそれに従うというかたち。彼はそれを「おかしいな」と言っていて、「なんかできんかな」と言っていて、皆が入ってこれる場所と言えばか祭がいいんではないかと思った。祭ならどんな人でも入ってこれるし。

 商店街でビラを配って。三万枚。バイトとかある人もいて、五時くらいに集まって朝まで会議をしていた。夏休みは休みじゃなかった。疲れたけど、いい思い出になったし、祭を終えて本当によかったと思った。高校生だけでやったというのもそうだし。達成感が有る。

 気付いていなかった。車検部とかでもクラブとかでもコウセイブケン(高校生部落問題研究会)とかでも、気付いていなかった。生徒会長や実行委員長とかを全部蹴ってでもまた祭がやりたい。八月くらいにやりたい。受験生も入ってこれるようにしたいし、自分も受験生だし。皆が入ってこれるようにするために。

 去年の祭で足りなかったことは、全国コウセイブケンに参加して高知に行ったんだけど、そこで話すとみな乗ってくれて、自分も行きたいとか言ってくれてうれしかった。全国規模でできればできればと思う。

 最近大人の人って、皆がそうはかぎらないが、祭を通じていろいろな人に会ったが、ほとんどの大人の人は子どもは子どもとしか考えていないし子どもの権利などを子どもに知らされていないし。

◆藤原(高校生フェスティバル実行委員。商大附2年)
 小学生はともかくも、中学高校になると自分の考えを持つのに(大人が考えを)押し付けて来る。

 親に言われてきていたのは、「自分で責任取れ」と「人に迷惑をかけるなな」とか。未成年だからやっちゃいけんとかは疑問。

 この子どもの権利条約も一歳と十九歳を同じ状態で考えられているのが、疑問になっていて。去年の十月のときに権利条約の話をコウセイブケンで話していて、年齢別にすればいいのではと話した。

◆富岡
 先生に何でもやらされていることに気づかなかったけど、祭が終わってどう?周りの人とかは気がついた?

◆Kさん
 まわりは成績の為に先生の言われることをやっている。進学クラスなので、進学の為とか。

 高校生の居場所と言えば学校の外。学校に居場所を求める人はいない。部活とかでも封建的だし、そういう人の方が不満が多い。

◆東
 何年かやっているとそれが当り前になる。

◆藤原
 二年の八月くらいまで、バイトをしていて、学校行事には興味がなかったのだけれど。バイトをやめて、学校の文化祭とかに関り始めて、何か一つくらい自分の関れることをやりたいなと考えていて、及部くんに声をかけられて始めた。何もせずにバイトとかした時の自分よりは、いろいろな人と知り合えたし、色々な意味でプラスになった。

 別に人の為とかは思わなかったけど、自分がやってみたいからやったけど。やってみてよかったと思う。

 高校生でもいろいろな人がいて、ギャル系とか、そういう人が参加してきた。普段は街でスケボーやライブに行くなどだが、(そういう人同志は)普段は交流はあり得ない。で、いろいろなひとが、参加できるのが祭だと考えた。

 もっといろいろな人が参加できるように、去年は(バンド演奏が)やかましいのばかりだったので、吹奏楽などもやりたい。

◆高橋
 お金がなくては遊べないという疑問。スケボーがなくてもいられる場所が必要かも。

◆東
 市長が岡山市の公園が使える公園にするといっているので、もっと署名とかした方がいいのでは。

◆高橋
 本当に欲しければ、場所はできる。行政とつながることもできる。東京でもスケボーランプを作ったりとかできている。

◆Kさん
 (高フェスの話し合いで)夜までたまっていたのは、ファミレスガストと、友達の別荘。商大の部屋を貸してくれた。

◆高橋
 高校生の涙が見れるとは思っていなかったのに、高フェスで見た時に、普段はそういう物を見られないという不幸を、大人の側が抱えていると思った。

◆竹井(市や県の公園を作る時のコンサルタント)
 いま、具体的な計画があって、成功させたいので、うかがった。それは岡山市から、パシフィックコンサルタントに委託した業務を、今までのような「こんな公園ができちゃった」というような公園ではなくしたい。

 足守から大井の方にいくと、大井トンネルを越えたあたりに、吉備の里山がある。150ヘクタールの里山がある。ため池があって、きれいなのだが、整備するのに除草をしなくてはならないので、系四が通れるくらいの道をつけて欲しいという要望がある。

 その土地は桃苑学園を資材を投じて作られた岡島さんの土地。委託されている業務は管理道をつけることだけなのだが、教育実践に活用できないかと思い、ソフトをどうするかを考えている。管理はソフトを立ち上げさえすればその中でできるのではないか。ほんとにいい場所である。

 操山には里山公園を作っているが、自分たちの住処である街も見える。すぐに登れて達成勘もある。

 こちらの方はキツネや猪がいるような場所。湿原も有る。将来はNPOにしたい。自活できる方法。ものができて運営費がまかなえるような方法をと考えている。

◆仲地
 私たちは、奉還町に作業所がある。地域の中に重度の障害者達が、半径五キロくらいの人が、自分たちでやっている。運営は自分たちで働いて行かなければならないような小さな場所。

 青い鳥は、混合。行政からは認められないが無理矢理認めさせている。十五年になる。その中に色々なボランティアや、障害者や子どもの障害児がいる。映画の上映などを通して、障害を持った人もそうでない人も区別せずに活動している。

 沖縄出身なので沖縄の文化などを岡山で生かせればと考えている。ツアーも今年で十三回目。

◆赤川
 世田谷のプレイパークの説明。

 一日プレイパークの説明。

 福山の方では、神社の境内で活動。福山のほうが遊び場がなくて、深刻で、親達も考え始めている。1月27日に初めて福山でやった。自分としては、東京に行かなくても、参加者にプレイパークを感じてくれたかなと思っている。子どもがどうかではなく、親が遊んでいたのでよかった。親にとっては、団ボールで迷路ができなかったことが不満なのだが、子どもにしてみれば、壊して遊んだのがよかった。そういうギャップは有るものの、よかった。人数は300人くらい。ワゴン車一台くらいの規模。

 子どもセンター発行の情報氏への掲載。などで広報。大人に受けたのは大なわとび。団ボールほを四百くらい集めたが、父親が結構参加していた。片付けまで子どもが関っていた。

◆岡本
 参加して、迷路が一番受けたと小学一年の息子は言っていた。迷路が小さいと言う感想がスタッフからもあった。

◆高橋
 立派な遊具が欲しいのではなく、人が大切。

 キャラバン式のプレイパーク。出前型を考えている。

◆竹馬
 「子どもと街づくり推進計画」の話。地域の受け皿がないとできない。市議に持って行くと政治に利用される。

ここで小野さん登場

 自己紹介。金光の二年生です。


■この後岡山の1日プレイパークの話になる

◆東
 参加できる人は幼稚園から小学生くらいかな。と思うのだが、中高生は参加しないのでは。

◆岡本
 スケボーなどをしている子どもに対する理解の第一歩になれば。

◆竹馬
 一日プレイパーク二十四時間とか。

◆筒井
 三日くらいしたい

◆高橋
 三日はしんどいので、置いておきたい。

 次回は、実現の為のアイディアの持ちより。

◆赤川
 高校生と一緒にできるのか。歩み寄れというのではなく、こちらが歩み寄るべきでは。

◆藤原
 子どもが大人にとか、大人が子どもに表現するというはなしを今日聞いたのだが、お互いになんか、お互いにお互いを知るということをしないと。去年の祭は自分たちの祭を認めてくれた大人がいたからできた。

◆Kさん
 大人が敵というのがあるので、今回高校生フェスをやってそういう大人ばかりではないというのがわかったので、それを他の人に伝えて行かなければならない。

 自分たちも大人と同じだということを認めて欲しい。知って欲しい。年下の子どもに対してもメッセージが有るし、年代を区切らずに、上にも下にも広がっていく。

 まずは自分たちの横を広げてそれから上下に。

 今の中学生に伝える。十年かければすごく広がる。

◆藤原
 この祭は高校生だけでやっているのではないので、色々な大人の協力を得ている。大切なのは、高校生の活動を認めてもらう大人が必要。

◆小野
 祭が基本になって大人と交流できれば、

ここで小西、仲地かえる。

その後一日プレイパークについての雑談的ディスカッション。


参加者(順不同):小西、仲地、藤原、Kさん、小野、竹井、高橋、岡本、中村、松下、竹馬、富岡、赤川、東、筒井

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