←戻る

岡山市内六学区での子どもの遊び環境調査

 この調査は1997年度から1998年度にかけて岡山市地域福祉基金活用事業補助金を利用して行なわれた。それぞれの調査は各学区のPTAや子育てグループなどの保護者の集団と「子どものための街づくり研究会」が行なった。筒井は六学区すべての調査に関わった。それぞれの地図の裏面にはアンケート結果や遊び場に対する提言などの文章がある。

 

★吉備・陵南遊び環境マップ〜あったらいいなこんな公園
 二つの小学校区からなる中学校区での調査。高学年の全校生徒へのアンケートにより子どもが普段遊んでいる場所を詳細に把握。新興住宅地にできた新設校と古くからある学校での公園設備などの分布の違いもわかっておもしろい。
 1997年3月
★旭東地区三世代あそびマップ
 転勤などの少ない地域で、古くから住んでいる人も多いため、三世代に渡っての聞き取り調査などで遊び場や遊び方の変遷をみた。昔の市の中心部でもあり、町並みはほとんど変わっていないにもかかわらず、子どもの外遊びは減少している。
 1997年3月
★竜之口学区子どもの遊び場マップ〜子ども生き生き遊び場マップ
 田園地帯で信号が学区内に一つしかないようなところだが、市の中心部から近いため、新興住宅地となって人口が増えている地域。既存の公園がどのように使われているかをすべてチェック。子どもに採点してもらった点数と改善点で評価している。
 1997年3月
★あそびばマップ内山下・深柢学区〜都心の子どもたちの遊び場マップ
 岡山駅から近く商業施設が多い地域。人口が少なく交通量は多い。子どもの数が少ないため小学校で高学年の全校児童に調査を行なう。人数が少ないため複数の学年が同じ公園で集中して遊ぶことで、集団を形成している。商業施設での遊びもある。
 1998年3月
★高島あそびばマップ
 里山地域と新興住宅地が半分ずつの学区。市の公園はほとんどないが、子どもは色々な場所で遊んでいる。住宅地の子どもは里山には行ったことがあまりないようである。
 1998年3月
★操山中学校区あそび場マップ
 中学生の遊び場を調査。児童向けの公園はそこそこあるが、中学生が利用できる場所は少ない。アンケート結果からバスケットのゴールやスケートボードなどができる設備、あるいは単なる椅子と机だけでもあれば、中学生が集える場所になることがわかる。
 1998年3月