東急百貨店の英国祭でパイパー(バグパイプを吹く人)が来日しました(1998年5月)

 濃緑のジャケットにダチョウの羽をつけた黒い毛皮の帽子。どこからどう見たって、英国陸軍のパイパーでした。
 その彼が午後12時半から、1時間おきに東急各店の催し物場で20分ほどずつの演奏をしたのですが、ほとんど客寄せパンダの扱いで、かなり気の毒でした。私が見に行ったのは5月3日で、実際に見たときには、まだ元気があったようなのです。しかし、写真で見ると、かなりげっそりしています。やはり高温多湿にあの軍服では、きついのでしょうね。袖章を見ると3本線ですから、階級は、おそらく軍曹と思われます。しかし、アナウンスのおねーさんは軍人としての紹介は全くしていませんでした。演奏後に所属を訊こうと思ったのですが、スタッフにせき立てられながら奥へと消えてしまい、そのスキはありませんでした。
 演奏曲目は"Schotland the Brave"や"Repubric Hymn"などのおなじみの曲に「さくらさくら」や滝廉太郎の「花」など、日本の曲もメドレーで取り上げられました。演奏は行進しながら行い、立ち止まっていても足踏みで調子をとっていました。楽器は渋谷の雑踏でも100メートル先から聞こえるほどの音量で、たった1本でも迫力は十分なものでした。
 
撮影機材:OLIMPUS OM-4 Ti-BLACK, OLIMPUS 50mm,

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