英国海軍下士官・水兵(1787-1825年)礼装 
下士官と水兵は艦ごとに支給する制服を着用した。特に海軍省が定めるデザインはなく、各艦の艦長や主計長の裁量によった。おおむね、青いジャケットに白地に赤の縞または格子のシャツ、そして白い帆布製の長ズボンである。また、ネッカチーフを首から背中にかけていた。艦内では裸足、上陸時には黒い短靴をはいた。このほか、下士官や拿捕賞金などで裕福な水兵は自費で入港時に着用する「礼装」を作っていた。

下士官はボースンズ・パイプを首にかけていることや、気合い綱を持っていることなどはあるが、特に決められた袖章などはなかったため、同じ艦の乗組員でなければ、水兵と見分けることはほぼ不可能であった。

軍服カタログ(ドール版)主計課赤色葡萄酒艦隊