病気にならないコツ

・すぐカッーとならない!

どろぼうにも三分の理? 多面的な見方で、誰にでも言い分は有る!・・と許せるものは多い(「怒は、心を破る」といって、心臓発作・不安神経症を起こしやすくなる)

・過去の自分や失敗を、後悔したり反省し続けない。

誰でも昔の自分は成長途中だった!忘れなさい!過去の失敗などは元来、とりかえしのつかないものと居直ること!いつまでも引きずらないで!(外出恐怖症、心臓神経症で動悸や不安感を生ずる人が多い)

・過去に、人からうけた侮辱やカチンきた言葉を、いつまでも根に持たない!うらみは自分にはね返ってきて、自らの健康をそこないますよ!

・すべてにわたって理想的に行動しようとしない。ゆるやかな、あそびや失敗経験が行動や成長には必要。「〜でなければ」「ねばならない」を、少なくしていく。

・つまり、40歳をすぎたら、自分を縛っている意識の規範という着物を一枚ずつ脱いでいって、ちょうど良い具合になる。でも、なるべく人に迷惑をかけないで!

(この年代になると、評判や名誉や収入や地位に対して、こだわったりや行動規範などの自己統制力が強くなる傾向がある。その結果、精神状態も体の機能も自縄自縛におちいる危険がある。もともと、規範がゆるやかすぎる人も他人の迷惑だが!)

・家族に優しくする。(家族に暴言を吐かない、がんじがらめにしない)

(外でストレスがたまるので、家のなかでは俺が養っているのだと、いばってストレスは発散する男が多い。引退したり寝たきりになると立場は逆転します。寝たきりになってから、けとばされながらおむつを替えられる男の話を聞きます。

母親の場合は、子育てに無我夢中で子供を思い通りに育てようと容赦なく叱りつけ、精一杯育てたと思っているのに、子をがんじがらめにした結果、年をとって弱ると、子供から暴言を吐かれる)

子供の外出恐怖症・不安神経症は、父親の暴君や何に対してもかーっとなる姿を見て緊張感が強く育った子に生ずる場合が多い。外出恐怖症の子供・青年には、原因に父親の影がちらついている。そういう父親は、子供のことは母親まかせで相談にこないし、父親の心配している様子がかいま見えない。)

こんな人は、こんな病気にかかりやすい

・すぐかっとなり、人をやりこめる人

(出血性疾患や心筋梗塞や不安神経症になりやすい。人を批判するということは我慢がならないという気持ちが強く、すぐに人を傷つける。何でも自分の気に入らず、それが気になるのでストレスが「(漢方の理論では)怒が心を破る」り、心臓疾患、出血傾向・肝臓癌になる)

・話好きで、延々と人の興味の無いことを話し続ける人。

(不安神経症で安定剤が1日3回離せないような人は、傷つきやすく、無意識に自分の不安感を、話すことでまぎわらしている。しかし話をやめることが出来ず、話すぎて疲れることで、さらに心を疲労させて不安感を増幅させている。不安感のために沈黙がにがてで、反省して進歩・改善するということが難しい。あるいは、批判精神が旺盛・物の見方が人と違うことをひそかに自慢しており、かつ、おしゃべりな人、公に顔を出したがる人が多い。自分の話を、言わずにいられない)

・理想が高く、絶えず自己向上に努めており、人の評価が気になる人

(体が疲れてきても理想にとわられて休むことができず、不安神経症を発症する。適度な、遊びと心のゆとり、むだが必要。人の目を気にしないこと。人は皆、いずれは死ぬということを忘れずがんばりすぎない)

・人の話を聞かない、おしゃべりな人。話好きで延々としゃべり続ける人。中年以降の肥満の人。

心筋梗塞になりやすい。こんなに話したら疲れるはずなのに、疲れに気づかず話す楽しみに没入して話し続け、心臓の神経が常にジェットコースターに乗っている状態をつくっている。いい仕事をしようと緊張感の続く人や、人の評価を気にする人には、不整脈は起きやすい。始終ドキドキは心臓の神経に悪いし、血圧もあがる)

・批判精神が旺盛で、すぐ人の欠点や批判点を、声高に言い立てる人

(肝臓癌などになりやす。政治家はなりにくい?人の目は気にしないたちで、あらゆることに批判をつづける人は、(漢方の理論では)癇に障る=肝を破る=肝臓癌。政治家はそれがあたりまえなのでストレスにならないのだろう?)

・身体強健、忍耐強く、事業家精神に富む人

(不安神経症、慢性肝炎や肝臓癌になりやすい。仕事も身体をこわさない程度に!疲れたら休むことも大切という心がけを。心配性で休めない。あるいは、調子にのせられていて仕事や金儲けが楽しくて休めない)

・体が丈夫な人が、体を壊す。

(神経が強く、少々疲れていても仕事をやり続ける人が病気になる。常識では体がへとへとになっているはずなのに仕事ができる。肝炎や突然死を生じやすい)

・学生時代に激しい運動をしていたスポーツマンが、社会に出てからは、まったく運動しない人

(元気なエネルギーを持っているのだが、運動不足で多量のエネルギーがスムーズに流れないという(ストレスを運動で解消する体質になっている!)ストレスから肝炎などにかかりやすくなる。運動をやめて10年くらいすると生じやすい。

漢方では肝炎はウイルスだけで生ずるものとは考えていない。発症にはストレスは必要。肝炎ウイルスを持っていても、肝炎を発症しない人は多くいる)

・中年以降で、夕方になると目が赤くなる人、疲れるとのぼせる人。顔色が、お酒を飲んだようにほんのり赤くなったり、ある時は白っぽくみえたりシグナルのように変化する人は脳卒中を起こしやすい。手の親指の付け根がしびれる人も要注意!漢方では、そのような人は3年以内に脳卒中を起こしやすい。

それを漢方で治療すると脳卒中の予防につながる。未病を治すのが漢方の本筋。

(突然死や心臓麻痺は、慢性疲労に気づかず仕事を続ける人におきやすい。余り寝ていないのに妙に元気だったり、顔がお酒を飲んだようにつねに赤い方!夕方赤くなる方。

脳卒中や心臓停止などの過労死の前駆症状であることが多い)


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