99/03/05 20:20 読: 家庭用パソコンシェアに地殻変動
読売新聞ニュース速報
ハイテク調査会社IDCジャパンが五日発表した九八年の国内パソコン出荷実績によると、家庭向けパソコンで、薄型ノートパソコン「バイオ」がヒットしたソニーがシェア(市場占有率)を前年の約九倍に増やし、前年の十位から三位に躍進したほか、斬新なデザインの「iMac(アイマック)」が人気となったアップルコンピュータもシェアを伸ばした。消費者のニーズや感性にうまく訴えた商品が、“地殻変動”を起こした形だ。
九八年の国内のパソコン総出荷台数は七百九十二万台で前年比横ばいだった。ただ、企業向けが前年比10・0%減と落ち込む一方で、家庭向けは28・4%増の二百六十四万台と好調だった。
好調の主役となったのが、ソニーが九七年末に発売した「バイオ」で、AV(映像・音響)機器との連動など、娯楽機能を充実させ、学生や若いOLらに人気を集めた。この結果、ソニーの家庭向けパソコンの出荷台数は二十八万台と前年の十一倍に増え、シェアも前年比9・4ポイント伸ばして10・6%に急伸した。
家庭向けパソコン市場では、九五年から三年連続でNEC、富士通、日本IBMが「三強」を占めてきたが、ソニーがIBMを抜き、この構図が崩れた。
また、アップルコンピュータは、九八年夏に発売した「iMac」のヒットでシェアを2・3ポイント伸ばして8・7%とし、東芝を抜いて四位の日本IBMに肉薄した。
九〇年代前半までは毎年二、三位に位置していたが、ここ数年はシェアが急落していたアップルの“復活”を証明した形で、同社は「九九年は、新商品を投入した企業向け市場でも、復活を果たしたい」と意気込んでいる。
[1999-03-05-20:20]
コメント
ウンドウズ95が出たときに、大フィーバーした秋葉原の様子をみて、日本人のコンピューターの技術や認識は大したことはないなとがっかりしたものでした。しかし、多勢に無勢強い者、業界ナンバーワンのイメージ戦略にアップルは負けましたね。その後、ウインドウズを使いこなせず部屋のゴミとなって引き取られてゆくニュースを見て、やっぱりという感想でした。マイクロソフトの消費者をあざむく宣伝でした。マックは簡単だけれども、最初はやはりある程度むずかしかったのに、ウインドウズが簡単に使えるわけがない。
アップルはOSを他の企業に公開提供せずにシステムソフトを独占してきたが、システムを他の企業に供与してきたマイクロソフトの戦略に破れた。
マッキントッシュは。使い勝手や創造的な論理データの組立など、特にマッキントッシュは映像や音楽関係の芸術家や作家・医者や大学の医学関係者などに支持された。ウインドウズに比べて断然使いやすいのに、職場や他の人との互換性や安定性云々を理由にウインドウズがほとんど市場を独占しました。
互換性などは、創造的な仕事をしている者にとっては関係ないことです。現在は、技術の進歩によってウインドウズやマッキントッシュの垣根も越えつつあります。現在、私は、マイクロソフトのオフィス98で、エクセル・ワード・パワーポイントの互換ソフトを利用して、医薬品備蓄リストを事務の方とFDを交換して更新しています。
インターネットなど、通信の世界でもOSの違いは関係がなく、ほとんど支障ありません。創造的な仕事をするには是非IMacをおすすめします。17万8000円-約18万円で快適なパソコンライフがおくれます。創造的な仕事の方法にぜひ、マッキントッシュを。
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