99/03/25 ◇マイクロソフト、4割のソフトに2000年問題◇朝日新聞ニュース速報

米マイクロソフト社の日本法人は25日、同社のソフトウエアの4割がコンピューターの2000年問題で不具合があると発表した。日付表示が不正確になる問題がすでに明らかになっている基本ソフト「ウィンドウズ98」に加え、新たに表計算ソフト「エクセル」やワープロソフト「ワード」などでも問題が起きることが分かった。同社は修正ソフトをインターネットを通じて無償配布したりしている。

同社が自社製の1681のソフトウエアについて2000年問題に対応しているかどうかテストしたところ、60%は対応していたが、33%に「小さな問題」が見つかり、7%は対応していないことが分かったという。

「小さな問題」があるとされた「エクセル97」は年号を「01」と入力すると、パソコン「2001年」ではなく「平成1年」と認識してしまう。また、「ワード95」の場合、下2けたで入力した年号を並べ替えようとすると、「01」は「1901年」として処理される。「対応していない」とされたデータベースソフトの「アクセス2・0」は「00」と入力すると「1900年」として処理されてしまう。

これらの場合、入力を4けたに直すか、新しいソフトウエアに買い替える必要がある。製品によっては無償の修正ソフトがあり、インターネットで入手して改善することができる。

個々のソフトが2000年問題に対応しているかどうかは同社のホームページで分かる。http://www.microsoft.com/japan/year2k/

4月12日からは「2000年問題インフォメーションセンター」(03―5354―4626)も開かれ、電話での問い合わせも可能になる。[1999-03-25-22:02]


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