99/03/25<携帯電話>移動体通信ビジョン 犬やネコにも発信機 ドコモ 毎日新聞ニュース速報

NTT移動通信網(ドコモ)は3月25日、2010年時点での携帯電話を中心にした移動体通信のビジョンを公表した。それによると、現在4000万台が普及している携帯電話は人口普及率6割、約8000万台に膨らむと予測。そのほかに犬やネコなどのペットに発信器を取り付け迷子にならないようにしたり、車に無線端末を付け、事故の際すぐに情報を発信できるようなサービスを開発する考えを示した。

携帯電話自体の普及はここ数年、毎年1000万台ずつ増えているが、「今のような通話サービス主体では限界が見えてきた」(立川敬二社長)ため、新たな需要を掘り起こす必要からビジョンを策定した。

2001年以降に出る次世代携帯電話の登場で、多能化や高速化が予定されており、携帯電話を使ったインターネット利用やテレビ電話のような利用の仕方も普及するとみている。また、かねてから立川社長が提案していた犬やネコの首輪に携帯端末を付けるサービスも、今後ニーズが出そうだと考え、ビジョンに盛り込んだ。

このほか、今年始まった「iモード」電話機のように、銀行振り込み航空券の予約が携帯電話からできるシステムも、より使い勝手が良くなるように改善する考えを示した。【吉田 慎一】[1999-03-25-20:51]


個人的なコメント

「iモード」電話機などは銀行の業務形態までも変える力がありそう。今後は、音声入力が主体となる。

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