99/03/24<ドメイン名>電子メールなどのドメイン名変更で4月から混乱 毎日新聞ニュース速報

一部のインターネット・プロバイダー(接続業者)の電子メールやホームページのアドレスが4月から変更になる。変更されるのは「××.or.jp」の形をしたインターネット接続業者のアドレスの一部で、4月1日からは「or」を「ne」に置き換えた「××.ne.jp」になる。しかし一部には混乱を避けるため、変更しない業者もいる。接続業者各社はホームページなどで変更の周知を図っているが、コンピューターの2000年問題を前に「電子メールの4月問題」がインターネットの課題になりそうだ。

郵政省が昨年調べた日本のインターネット利用者は1150万人で、78%が自宅で利用している。これから推計すると今回直接影響を受けるユーザーは少なくとも900万人弱程度。また、世界全体では1億人を超えるユーザーがいるとみられ、これらのユーザーがメールを出したり、ホームページを見る際にも影響が出ることは必至だ。

インターネットのアドレスは「ドメイン名」と呼ばれ、日本では日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が管理している。JPNICは当初、接続業者には非営利組織を示す「or.jp」を割り当てていた。しかし国内の接続業者が2500社を超えているため、96年に専用の「ne.jp」を新設、接続業者に99年3月末までに自主的に移行するよう呼びかけていた。

しかし一部の接続業者は、従来通り「or.jp」のドメイン名を使い続けることを決めた。一方、4月から切り替える事業者の中でも「ニフティ」の場合は「niftyserve.or.jp」から「nifty.ne.jp」と社名部分も変更するなど、対応は各社ばらばらだ。

ドメイン名が変わる接続業者と契約している場合、旧アドレスで電子メールニュースなどの自動配信を登録していた場合、ニュースが届かなくなるなどのトラブルも予想される。 【吉田 慎一】[1999-03-24-23:17]


asahi-net.or.jp はそのままで変更しないようだ。ニフティは変更となる。

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