2000/1/5 ◇高知県知事、「マスコミ論調に疑問あればインタビューしてHP掲載も」◇朝日新聞ニュース速報

高知県の橋本大二郎知事は4日、仕事始め式のあいさつで、「公務員や銀行など組織が批判にさらされる中、農協、マスコミはまだ世間の批判にさらされていない」とし、「マスコミの論調に疑問があれば、(新聞社などの)担当部長と話し合い、そのインタビューを(自らの)ホームページに載せたい」と述べた。昨年11月の知事選で対立候補を立てた県農協中央会や地元新聞の論調を意識した発言とみられる。

農協について橋本知事は「多くの補助金の受け皿として活動している公益的な団体として、もっと情報公開の目にさらされてもいい存在ではないかとも感じた」と指摘し、ガラス張りの運営を求めた

マスコミについては、自らがNHK記者として仕事をしてきた経験から、自由に議論、批判する必要性を認めながらも、「地域での世論形成力を考えた時、バランス感覚を身につけてほしい」と注文。「これから様々なマスコミの論調に対し、それをうのみにするのでなく、疑問があるなら担当部長、編集者と話し合い、ホームページに載せることを考えていかなくてはいけない」と述べた。[2000-01-05-00:48]


2000/1/4 ◎高知県知事が農協を批判  共同通信経済ニュース速報

高知県の橋本大二郎知事は4日の仕事始め式で、「まだまだ社会の目に触れていない組織」として農協などを挙げ「多くの補助金の受け皿として活動している公益的な団体として、情報公開の目にもっとさらされていい」などと述べた。

橋本知事は昨年11月の県知事選で、県農協中央会会長の所谷孝夫氏と争った。

橋本知事は農協を「農業政策を進める上で大切なパートナー」と述べる一方で「農業者と密着した信頼される組織になるべきだ」「ガラス張りの組織運営をすべきだ」などととし、「農協の在り方を考えるのも、2000年のスタートとしてやっていかなければいけないこと」と語った。[2000-01-04-11:22]


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