99/9/1 両替装う“チェンジ盗” 広島、1週間で5百万円 共同通信ニュース速報

アジア系外国人とみられる男女が店舗で「チェンジ、チェンジ」と両替を要求、店員が開けたレジから現金を盗んで逃げる“チェンジ盗”が、広島県内で八月末の一週間に二十件相次ぎ、被害総額は約五百三十万円に上ることが一日、同県警の調べで分かった。  

県警は「変だと思ったら、レジを開ける前に通報を」と呼び掛けるとともに、同一グループによる犯行の可能性もあるとみて捜査を進めている。                        

調べでは、被害が相次いだのは八月二十五―三十一日。広島県神辺町の薬局では、男性二人が千円札十枚を出し「チェンジ、チェンジ」と要求。両替後、店員が別の客の応対をしているすきに、開けっぱなしのレジから四十一万円を盗んで立ち去った。      

福山市内のスーパーマーケットでは、男女二人が同様に両替を持ち掛け、レジから五十万円を盗んだ。             

中には両替の際に、勝手にレジの紙幣をつかみ、店員が取り戻そうとすると、数枚をこっそり抜き取って返すケースもあったという。[1999-09-01-20:10]


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