99/4/22 「消費意欲」また改善 1年半ぶりの高さに3月消費動向調 共同通信ニュース速報

経済企画庁が4月22日発表した三月の消費動向調査によると、今後半年間の消費意欲を示す消費者態度指数(季節調整値)は昨年十二月の前回調査より三・三ポイント上昇して四○・三となり、二回続けて改善した。指数水準も大型金融機関の破たんが相次ぐ前の一九九七年九月(四○・九)以来、一年半ぶりの高さとなった。  

暮らし向き」や「収入の増え方」など指数を構成する項目すべてが改善。経企庁は「(先行き)悪くなるとの答えが減って、変わらないとの見方が増えており、景気は下げ止まりつつあるという評価を裏付ける結果」(調査局)と分析している。        

消費者態度指数は「暮らし向き」など五項目について今後半年間の変化の見通しを聞き、指数化する。今回は「物価の上がり方」が四・三ポイント改善したほか、「雇用環境」が四・二ポイント上がった。                           

また耐久消費財の普及状況も公表され、パソコンの普及率は二九・五%となり、昨年三月末より四・三ポイント上昇した。    

単身世帯の消費動向調査では、消費者態度指数(季節調整なし)は前年同期より一・一ポイント改善の四一・四だった。[1999-04-22-18:51]


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