99/3/25高知市内の中学校で結核の集団感染 朝日新聞ニュース速報

高知市の公立中学校で、生徒が集団で結核に感染していることが3月24日、わかった。高知市健康福祉部によると、4人が発病し、うち2人が現在も入院しているという。ツベルクリン検査によると、さらに約60人が感染している疑いがあり、同部が調査を続けている。

同部によると、今年1月下旬に生徒の1人が結核の症状を訴え、レントゲン検査の結果、結核に感染していることがわかった。さらに学校で検査をしたところ、3人も発病していたという。その後、ツベルクリン検査で、生徒63人も結核に感染していることを示す陽性反応が出たという。入院している2人は症状は軽くなっている。

結核の感染者は1997年、4万2715人を数え、38年ぶりに前年を上回った。98年12月、北九州市内の公立中学校で21人が感染していることが明らかになるなど、学校や予備校で集団感染する例も出ている。[1999-03-25-01:17]


99/03/25 高知市の中学で結核集団感染=68人、うち1人入院中 時事通信ニュース速報

高知市内の公立中学校で結核の集団感染が発生し、1人が重症で入院、67人が感染していることが24日、同市健康福祉部の調べで分かった。

同部によると、1月下旬に市内の病院から保健所に「重症の結核の生徒がいる」との連絡が入った。この生徒は昨年12月初旬からせきが出たり、体がだるいなどの症状を示した。良くならないため病院に行き、感染が判明、入院した。保健所はすぐ家族の健康診断をしたが、異常はなかった。 [時事通信社][1999-03-25-00:23]


99/03/25 <特報・結核感染>高知市の中学校で生徒67人感染 4人が 毎日新聞ニュース速報

高知市内の市立中学校で、生徒67人が結核に集団感染していることが24日、分かった。4人が発症し、うち2人が入院しているほかは、結核菌の感染を示すツベルクリン反応の陽性者で、発症はしていない。しかし、結核は潜伏期間が通常数カ月から1年余りと長く、同市は同日夜、保護者らに経過などを説明し、高知県と協力して感染原因や感染者の追跡調査などに乗り出した。結核の集団感染は最近増える傾向にあるが、厚生省は「近年でもかなり大規模な集団感染だ」としている。

市の説明によると、1月28日、市内の病院から「3年生の生徒が結核にかかった」との届け出があったことから、同じクラスの生徒ら約100人を対象にレントゲン検査を実施。3人が結核患者と診断された。さらに今月17日、この約100人のツベルクリン反応検査を行ったところ、63人が陽性者と分かった。【鵜塚 健】[1999-03-25-02:00]


保健の目次に戻る   福祉の目次に戻る

最初のホームページに戻る  pf4m-atm@asahi-net.or.jp