2001/4/9  3歳児虐待死で対策会議 千葉県袖ケ浦市が設置へ

共同通信ニュース速報

千葉県袖ケ浦市で三歳の翔(かける)ちゃんが家族に暴行を受けて死亡した事件を受け、同市(小泉義弥市長)は九日、民生委員や家庭相談員らでつくる「児童虐待防止対策会議」(仮称)を近く設置することを明らかにした。

対策会議は、このほかに人権擁護委員や母子福祉推進委員も加わって約二十人で構成。虐待事件の再発防止と早期発見に向けた体制づくりについて協議する。

この事件では、今年二月十三日に、自宅を訪れた同市の保健婦が翔ちゃんが柱に縛られているの発見し、君津児童相談所に連絡。同相談所が対応に乗り出した直後の同月二十六日に翔ちゃんは死亡した。

小泉市長は「現在の体制で市としてやるべきことはやっていたと思うが、二度とこのような痛ましいことの起きないよう最善の努力をしたい」と話している。[2001-04-09-18:37]


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