99/03/21 <特報・指導力>不足認定の教師わずか4人 実効に疑問 東京都
毎日新聞ニュース速報
東京都教育委員会が今年度から実施している指導力認定制度で、来年度に新たに「指導力不足」と認定される教員がわずか4人と、今年度の4分の1まで激減していることが20日、分かった。同教委は「認定作業をする学校長の認識が高くないからでは」と分析しているが、現場の校長からは「認定基準が不明」「本人のことを考えると申請しにくい」などといった声が上がる。12日には都立広尾高の教諭が爆発物を持って他校に侵入するなど、教員の資質が問題視される事件が起きており、全国初の認定制度も「実効性」が論議となりそうだ。
指導力不足の認定は、校長や地元教委が「児童・生徒を適切に指導できない」と判断した現場教員を都教委に申請する。認められるとクラス担任をはずし、図書館付など授業を持たない部門に配転。校長が作った最長3年間の「指導力回復プログラム」に沿って、リハビリをする。途中、医師から精神性疾患と診断されたり、回復が難しいと判断された場合は、自主退職を勧める。
初年度の今年度は、小学校から高校まで17人の教員が認定された。このうち、4月から2人が教壇に復帰することが決まったが、7人がリハビリを継続、5人が精神性疾患と診断されて休職し、2人が退職した。1人は処遇保留となった。
来年度の認定は、40歳代の男性小学校教員1人▽40歳代の男性中学教員2人▽50歳代の男性中学教員1人――の計4人。認定の理由は「生徒が理解できない授業をする」「感情的になってすぐに怒鳴る」「生徒を脅したり暴言をはく」など。いずれも4月から教壇を離れて研修に入る予定だ。
認定が4人になることについて、教育庁人事課は「制度の趣旨が理解されにくいのかもしれない。検証したい」と話す。しかし、同庁内にも「とても(指導力不足の教員が)4人しかいないとは思えない」との声がある。ある小学校長は「指導力不足に該当する教員はいるが、本人のプライドなどを考えると申請できない」と本音を漏らし、別の中学校長は「基準が不明なうえ、申請後の校長の負担も大きい」と語った。 【澤 圭一郎】[1999-03-21-02:00]
個人的なコメント
私の高校時代にも、突然起こり出す教師がいた。授業中に、ニヤニヤしていたという、ちょっとした理由で特定の生徒にチョークをたたきつけるように投げる教師だった。その後も、ねちねちと同じ生徒をなんとなく目の敵にしていたので、クラス一同その教師の授業は恐怖だった。その怒り方の突然の変化に、生徒は異常な感じを受けていたが、教師絶対の価値観にとらわれて、なすすべはなかった。その後、精神科?に入院のためしばらく休職したが、半年あまりで、すぐに復帰した。復職後の個人的な生徒指導では、猫なで声の妙に生徒にごまをするような丁寧な薄気味悪い応対だった。自己陶酔型の授業で、今考えれば能率の悪い気まぐれな授業構成で恐怖の授業だった。
小学校時代には、人の悪口が聞こえる職員がいた。そのため教員間で、始終周囲の怒りを買っていた。児童が自分の悪口を言っていると言っては、児童をつるし上げ災難にあった児童は、悔しさと恐怖で何もいえない状態だった。児童仲間は、悪口など言っていないとかばったが、校長・教頭は話しを児童から聴取したが、同じ職員として児童への謝罪の言葉はなかった。児童の親に対して、当人は精神に異常が有り、言ってもいない自分への悪口が聞こえるようだとのこと。その後、この職員は強制入院させられたが、のちに復職したようだが、後々まで強制入院させられたことを恨みに思っているとのこと。学校関係会議でも、必ず発言してひんしゅくを買っていたとのこと。
振り返れば、大学でもへんな教授がいた。ことさらに落第をつくり学生から恐れられ、自分は博士号がいつまでたってもとれず、授業もまったく系統だっていなかった教師が授業中にえらそうに、エントローピーの概念を「分かったか?」と問う迫力に、「説明方法が貧困でわからない」とも言えなかった。学生の方が、よほど上手に説明していた。できる学生の質問をおそれていた節がある。
別の大学では、女子大生がコンパに出さえすればAをあげるといって誘っていた教授がいた。キャンパスを歩いていると教授室に誘われ、机の引き出しにはアメがどっさり入っていて、アメをだしていたと女子学生が話していた。その教授は講義のテキストは自分の著作なのだが、引用文献は昭和30年代までしか引用されていなかったが、毎年同じテキストを学生に購入させていた。私はその講義はとらなかったが、卒業頃に、やっと痴呆症状だと認定?され授業を全部おろされたが、それまでは教授会でも分からなかったようだ。20年以上前に学業的には進歩がなくなり、女子大生とのコンパに生きがいを見いだしていた。
小学校や中学校、高校での公務員同士の内部改革は無理なようです。小学校の教諭で、毎朝出勤して自分の車の中に一日中閉じこもっていても給料をもらっていた者を何年も放置しているのが教育現場の指導力です。国民の税金をなんだと思っているのでしょう。