大腸の優等生ビフィズス菌 免疫や発ガン物質分解に効果

 1989.06.28  東京読売 夕刊

 
(著作権の関係上、内容をそのまま全て掲載出来ません。 概要として纏め直して掲載しています。)

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 腸内には約百種百兆個もの大腸菌、腸球菌、乳酸菌……各種の細菌が住み着いている。
 どんな菌が入っているのか? は、何を食べているか、健康状態やストレス等の要因によって腸内の細菌勢力地図は塗りかえられて、人の健康と密接な関係にある

 中でも注目されるのが、ビフィズス菌であり、腸のぜん動を促して便秘を改善、他の病原菌を減らし、更に外敵から身を守る免疫機能を高め、発ガン物質も分解、体に不可欠のビタミンも合成するという、優等生である。

 所で、健康状態が悪くなったり、ストレスに襲われたりすると減少してしまう。新生児には大量にあるが、年をとると三割近くも減ってしまうというものである。

 ではビフィズス菌をどうしたら最良の状態に保てるか?
 昔から言われて来た、「豆や乳製品をとると便秘が防げる」は一つの方法で、こうした食品にはビフィズス菌の栄養となる物質が含まれている。
 大豆に含まれるオリゴ糖は、小腸などで消化されることなくビフィズス菌がいる大腸までたどり着いてビフィズス菌を増やす。最近、このオリゴ糖を使ったシロップや清涼飲料水等がたくさん発売されています。

 便秘がち、ストレスが多い人や、お年寄りにぜひビフィズス菌入り食品を!
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