ドイツ人銀行家の長女アリアナの波乱の人生を描く大作。ナスターシャが彼女の18才から50才までを演じる。
ジゼル役のジャン・マーシュも魅力的。
そのあまりの美しさに映画を冷静に観ることができないほど。 でも秀作。 指輪と絵が巡り結び付ける家族と友の絆。
彼女の母親は、彼女がまだ幼い頃、若いユダヤ人画家と恋に落ち、ゲシュタポに彼が殺されたことを苦に自殺した。母の形見は、代々受け継がれた指輪と、ルノアールの静物画。アリアナは、ユダヤ人を妻とした友人を、ルノアールの絵とともにスイスに逃亡させる。 妻の命を奪ったナチに懐疑的な父親は長男ゲルハルトが兵役に取られることを嫌って彼をスイスに脱出させ、アリアナを迎えに戻る途中射殺される。アリアナは友人の逃亡幇助の疑いと、行方不明の父親・弟の消息を探るために逮捕されるが、彼女に心を寄せるドイツ大尉に救出され、やがて彼と結婚。しかしロシアのベルリン進攻の混乱の中、彼は戦死。彼女はパリへ逃れ、ユダヤ人と偽り米国へ亡命。そのころゲルハルトはチューリッヒで知り合ったフランス人画商の娘ジゼルと結婚、パリに移住。 アリアナは大尉の子を身ごもりつつ、米国での生活を助けてくれた男性ポールと結婚。しかし秘密が明るみになって、やがて離婚。 一人で息子ノエルを出産した病院で、亡命した友人と奇跡の再会。 彼はルノアールを画商に売却した資金で米国に亡命していた。 ともに欧州を訪問、父の埋葬を済ませた二人はやがて結婚。
25年後、ノエルは大学を卒業、両親にフィアンセを紹介するが、なんと彼女はポールの娘であった。アリアナは悩むが、ポールの理解に助けられ、二人の結婚を祝福。 その新婚旅行先のパリの画廊で目を引いたルノアールの絵。 フィアンセと握手する画商はその指輪に絶句。 クリスマスの飾り付けをするアリアナの許に帰り着いたノエルたちの土産は、ルノアールの絵と、弟ゲルハルトその人であった。
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