私的表紙ベスト

 BRUTUS 595号 サンリオSF文庫全197冊掲載!

 掲載を記念して好きな表紙絵ベスト5を選んでみました。ついでにその他のベストも作ってあります。あくまで表紙絵を選んでいますので、内容にはいっさい関係ありません。なおすべて私の個人的な好みで選んでいますのでご了承ください。


好きな表紙絵ベスト5

第5位 パヴァーヌ

 まずはこれでしょう。やはりパヴァーヌはこの貴婦人あってこそ。扶桑社からの再出版も喜ばしいことですが、表紙の色遣いが地味すぎて今ひとつぱっとしません。


第4位 ビアドのローマの女たち

 ひび割れたコンクリートとハイヒールの足。よくわかりませんが、なぜか惹かれます。タイトルの位置が表紙絵の影響を受けている数少ない作品です。


第3位 マラキア・タペストリ

 ある意味最もサンリオ的ともいうべき猥雑さと無意味さに満ちた傑作表紙。というのは言い過ぎですが、あらためてみてもすごい表紙です。


第2位 伝授者

 とにかく好きです。色遣い、構図とも文句のつけようがありません。しかしこの人は草原でいったい何を嘆いているのでしょうか。


第1位 ジュリアとバズーカ

 幻想性と神秘性を兼ね備えたまさに珠玉の一品です。この表紙に出会うために集め続けてきた、と言っても過言ではないくらいの素晴らしさです。


怖い表紙ベスト3

第3位 どこからなりとも月にひとつの卵

 とにかく怖いです。卵から生まれた少女にこんな顔でみつめられたら震えあがってしまいます。


第2位 ロードマークス

 怖いわけではありませんが、気味が悪いです。繭の中がみえないのがまた不快感を誘います。


第1位 猫城記

 文句なしの1位です。なにも言うことはありません。その怖さにただただひれ伏すだけです。


どうでもいいベスト3

第3位 暗黒のすべての色

 この表紙をみるといつも、アキラが地下の冷凍室から出てくるシーンを連想するのですが。いやただそれだけで、どうでもいいですけど。


第2位 猿とエッセンス

 この絵は背景が迷彩となって中央に何がおいてあるのかよくみえません。遠くからみるとアライグマにみえませんか?


第1位 暗闇のスキャナー

 海辺になぜかTシャツがなびいている。あまりにさわやかすぎてとてもディックの作品にはみえません。まあどうでもいい1位で申し訳ありません。

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