黄道は、太陽の回りを地球が公転しておりますが、 その公転の平均軌道面が地球の大円と接する部分を黄道と言います・・・なんやわからんですね(^^;大まかですけど、太陽は東から昇って南を通り西に沈みますね。その太陽の通った跡が黄道と 言うのです。これが太陽系の面でありますので、惑星などは、ほぼ、この黄道付近を通ります。
なんで太陽系が面なんでい!と言いますと、太陽って自転してますでしょ。だから 遠心力でお腹が膨らんでいるんです。そこが重たいので、 惑星が違うところを通っていても長い間には次第に、 その重たいお腹の面にだいたい集まってくるんですね。
黄道は「こうどう」と読みますが、人によっては「おうどう」と読む方もおられるようです。
普通はあっちが北で、地平線から何度上などと方位高度座標を使うのが分かりやすいのですが、 ここでは太陽の通り道の黄道を基準としますね。話しが波打たないもので(^^; 具体的には下の図で「真中の直線が黄道」「方眼が黄道座標」「赤色が赤道」です。 赤道は地球の自転軸の地心から垂線を引いてグリグリ自転した時に、地球に出きる引っ掻き傷の 線だと思えば良いです。地図帳の赤道とはチョット違うんだけど、ま〜この際勘弁してね(^^;
ま〜見ておわかりの通り、直線がひっかかっている星座が12個ありますでしょ。
ハイ!これが黄道十二星座です。・・・おわり(^^;
ま〜なんで12なのかは、およそやっかいな問題なのですが、 大雑把には黄道円を約11.8年(約12年)かけて木星が巡るためでしょうし、 星の塊が大体それに見合うから・・・と言う事にしておきましょうか。
黄道は円なので、どこから始めるかが問題になります。 そこで黄道と赤道の交点を起点とする事にしたのです。もう一回同じ図を出しましょうかね。
これは2000年分点と呼ばれる線です。うお座とおとめ座に交点がありますね。 うお座にある交点を春分点。おとめ座にある交点を秋分点と言います。 これは現在ですので紀元前1000年の位置に修正して見ますと下図のようになります。
紀元前1000年の位置ではおひつじ座が春分点、てんびん座が秋分点になります。 星座のお話しで「羊」が何で勇ましいのかは起点である星座だからですし、 なんでてんびん座なのかは、夜昼の長さが等しくなる秋分点がてんびん座にあるからだと 言われております。
昔から宗教・科学・占いは分離していたと考える人が多いようですか、 むかしむかしは一緒だったんです。そんな分類などなく1つの知識だったんです。例えば学問としての知識の集大成はギリシアですし、何学と言うより「哲学」と言う ものだったでしょ。すべての学問の基礎に哲学があるのはこのためですね。 哲学と言うのは事物の認識・・・話が違ってきちゃったな(^^;
ま〜そんなこんなで、神の意志が星空に描かれているので、昔の人はそれを読み解こうと 思ったのですね。国家としては危機を早く察知することは重要ですし、庶民としては これからの自分の運命が書かれていると考えれば、知りたいと思うのは当然の事でした。
十二星座が身体にどのように影響するかなどの研究も結構あったんですね。これは 占いの世界でもボツになっているようですが(^^;
ま。黄道十二星座って言うのが天文の方で、黄道十二宮って言うと占いの方ですね。 黄道十二宮は紀元前2100年頃の粘土版に痕跡がありまして、紀元前800年にギリシアに伝わった とされています。ギリシアのヒッパルコスの解釈によれば、一宮が30度を超えない幅を持った 帯状の部分を黄道十二宮と言ったようです。(上の図のことね)これが中国に渡ってきて黄道十二宮の名前がくっついたわけでガス。 占いだから漢字で書くでガス。
記号 星座 およその期間 宮 牡羊座 03.21〜04.20 白羊宮 牡牛座 04.21〜05.21 金牛宮 双子座 05.22〜06.21 双子宮 蟹座 06.22〜07.22 巨蟹宮 獅子座 07.23〜08.23 獅子宮 乙女座 08.24〜09.23 処女宮 天秤座 09.24〜10.23 天秤宮 蝎座 10.24〜11.22 天蝎宮 射手座 11.23〜12.21 人馬宮 山羊座 12.22〜01.20 麿羯宮 水瓶座 01.21〜02.19 宝瓶宮 魚座 02.20〜03.20 双魚宮
射手座の生まれとは、いてざ座の位置に太陽があるときに生まれたという意味です。
いて座(夏至) うお座(秋分) ●太陽 おとめ座(春分) ○地球(冬至) ふたご座太陽の周りを地球が回っています。そして現在、地球は太陽から見てふたご座の方角にあるとします。 地球からみてみましょう。
地球から太陽の方角を見ますと「いて座」があります。でも、太陽の向こう。つまり昼間でみえないわけです。 この状態を、太陽はいて座にある。といいます。 このとき生まれれば、あなたは「いて座」の生まれということになります。
夜の星空はどうでしょうか。太陽の方向は昼間ということでしたね。それでは反対方向が夜です。 つまり、ふたご座が見えますね。ということは「冬」ですね。 いて座生まれは「いて座 (11/22頃-12/21頃) 」になります。
占いをする人のことを「カルディアン」という言い方があるように、カルディア人が考えたものであったようです。 そのとき「春分点(赤道と黄道の2つの交点の1つ)」が「おひつじ座(天文)」にあって、十二宮の「牡羊宮(白羊宮)」は 一致していたと考えられています。その後の歳差運動(地球の軸がコマの軸のように回転する)により、ずれが生じてしまい 春分点は現在「うお座」にあります。また、現在の天文で使う星座境界線は人為的に作られたものです。
●参考文献
- なし(^^;
●サイト内の関連リンク
●サイト外関連リンク(こちらでお聞きになった方が良いでしょう)
- 88星座のお話し
- 星の神殿i-mode十二星座神話
- ★Mystery Art M/A-Shadowさん