Apollonの星見法〜お出かけ前

予定と支度
お出かけ前
晴れている場所を求めて、又は、明るい場所から暗い場所へ移動するため、 運びやすい装備で予め準備をしておく事が大切です。

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「望遠鏡類」

組み立て安く
望遠鏡
 対物レンズは薄いコーティングなどがしてあるので触らない方が良いです。 鏡筒から接眼レンズまでの色々なアダプターは事前に付けておく方が良いでしょう。 またカイロなどを取り付け用に、マジックテープ付の靴下止めなどを あらかじめ鏡筒にまいておくと良いです。

 三脚の下の方には「蓄光テープ」を貼っておくと蹴飛ばしてしまう回数が減ります(^^;

双眼鏡
 特に何もないです。口径の広いものを使いましょう。

8*50などと表記されていて400倍だと言っている方をよく見かけますが(^^;、 倍率が8倍で、口径が50mmと言う事です。

星座全体を見るのでしたら2〜3倍のもの。通常は「8*50」を使う方が多い様です。 出来れば三脚に固定して見ると良いでしょう。手ぶれがなくなるので、暗い星でも 見えるようになります。

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「写真類」

 フイルムの期限切れに注意してくださいね。
カメラ
 カメラは開放などを多用しますので電池切れは常に念頭においておいてください。 予備の電池は必ず持ちましょう。私も2つぐらい持っています。  意外にレリーズを持っていくのを忘れるので、レリーズはいつもカメラとセットと と思って下さいまし。
フィルム
 忘れたりした場合には近くのコンビニなどを利用すれば良いのですが、 目的に合うフィルムはないものです。カメラ類はセットで、 カメラ用のケース・バック・リュックなどに入れて置くと良いでしょう。

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「観測類」

今日の天文現象の下調べを。
下調べ
 星見に行く前にはその日の天文現象をあらかじめ調べておきましょう。 天文雑誌や天体観測ブックやインターネットの天文現象を扱ったサイトで調べましょう。

一番良いのはシュミレーション・ソフトでパチパチやってください(^^;

調べる項目
 まずは月齢です。通常星見に向くのは下弦の月(月齢22)から上弦の月(月齢7)の 半月の間です。それ以外は月明かりが星見を邪魔します。惑星を見るなど条件が悪くても 良い場合や月そのものを見るのでしたら、いつでも構わないのですが(^^;

それから月の出・月の入り日の出・日の入りの時刻

 それから惑星などの出没時刻と位置があげられます。

天気
 天気予報を見て、もし観測場所が曇ったらどこに行けば晴れるかを良く見ておきます。 大体の天気図を覚えておくと良いです。
懐中電灯
 暗いところに出て星が十分に見えるようになるのに約20分かかります。 そこでライトを点けてしまいますと、折角開いた瞳孔が閉じてしまいます。 そこで瞳孔反射を押さえるために、ライトの前に赤いセロファンを付けて減光します。

 赤い色ならなんでも良いのですが、光で幻惑されない程度に重ねて減光してくださいね。

 電池ならばなるべく種類を揃えていた方が使いまわしが利きます。 例えばモーターなどが動かなくなってもライトなら未だ点くということがありますので。

観測機器
 必要なものは「星座早見盤」と「時計」でしょう。

これも他の細かいものと一緒にケースなどに入れれば持ち運びが楽になると思います。

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「キャンプグッツ類」

夜食と飲み物を
夜食
 夜寝てしまえば3食でも良いんですが、夜通し起きているとハラ減っちゃうですね(^^;
コンロ
 夏場は「虫除け」の類があれば、飲食はなんでもよいのですが、 寒い時期は暖かいものの方が良いです。

 できれば携帯用のコンロなどがあれば良いですね。 こういう時に温かいカップラーメンやコーヒーって良いですよ(^^)/

ま〜防災グッズの1つとしてあっても良いですね。

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「収納ケース」

車などに積み易く
収納ケース
 同じ収納ケースを幾つか買って、積み重ねられるようにすると持ち運びに便利です。 またカートがあれば、ガラガラ引きずって行けるので楽です。 各々のケースには乾燥剤を入れてカビなどを予防しておきましょう。では私の場合・・
収納ケース1
 まずお風呂マットを下敷きにして湿気取りを幾つかひいて、その上に  赤道儀・バランスウエイト*2・ウエイト軸・アルミプレートを一番下にして、 その上にお風呂マットを切ったものを被せ・その上に食べ残しを冷蔵庫に入れるタッパが4つ 乗り・蓋をしてあります。

 タッパの中には「クッション」と「ポケットカイロ」と「湿気捕り」をひいてあり 「アイピース入れ」「VIXSEN用アタプター類入れ」 「BORG用アタプター類入れ」「その他の小物入れ」に分けてあります。

 「ポケットカイロ」は色々な所に入れて置きます。足りない場合など結構ありますので(^^;

収納ケース2
 まずお風呂マットを下敷きにして湿気取りを幾つかひいて、 100円の本ケースを2つ両脇において、その中に各々12Vのバッテーリを入れてあります。

中央にはコンロ・ガスボンベ・やかん・コップなどキャンプ用グッズが入っています。

 このケースは外内両側にお風呂マットを両面テープで貼り付けてあり バッテリーの保温をしています。

 また蓋の端に穴を空けて、電源コード類が何本も出ていて、赤道儀のコントローラーや 自動追尾装置に繋がっています。蓋にはかごを貼り付けてあり、電源を必要とするものが 置いてあります。

 はっきり言って、えりゃ〜ぶかっこうだがや(^^;

収納ケース3
 お風呂マットを下敷きにして湿気取りを幾つかひいて、 BORGの望遠鏡が直焦点用にカメラがセットしてあるもの

 工具入れの小さいものに工具類とガムテープなど、星見ときには外に出し、 出し入れする部品などを一時しまう所にします。ま〜夜露対策です。あ!湿気取りもね。

 あとはタッパが3つ。1つには灰カイロ類・1つにはポケットカイロ類・ 1つには電池類が入っています。 電池入れには湿気取りを入れては駄目です。電池の寿命が極端に短くなってしまいます。

 その他「おでこに付けるライト」や「耳当て」や「黒く塗ったうちわ」などガラクタ類 が入っています。

ダンボール
 長さ1.2mぐらいの箱でガムテープでグルグル巻きにしてあります。 湿気で破れてしまうためです。この中には赤道儀用のアルミ三脚・ ガイド鏡にccdカメラを取付けたものなど長いものを入れます。
バック
 ダウンなどの着替え・食料・飲料水などを入れます。

 以上の物をあらかじめセットしておけば、あ!晴れだ〜と直ぐに出かけられます。 バッテリーを充電しておくのを忘れずに(^^;  使わなくても自然放電するので、過充電には注意して1ヶ月に1度はフル充電させましょう。

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