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学名 Sextans 略号 Sex 20時の南中月日 4月下旬 星座設定者 ヘベリウス
六分儀は船の上から天測をする道具です。この星座は1690年にヘベリウスが作りました。 ヘベリウスは自宅を火災で失ったとき大事にしていた六分儀も焼失してしまい、 火事の教訓としてこの星座を作ったそうです。故に神話はありません。
六分儀は現在でも衛星航法装置などを積んでいないヨットなどで、 また水平線を見るとき水銀盤でなく気泡を使うタイプは航空機などで使われています。 0度から60度までの目盛りがついていて、円を六分した形なので六分儀と呼ばれているのですね。
60度の円の部分を持ちまして、 B を中心として、回転スライドする B から伸びる軸を動かして操作しまして、回転角度は円弧の目盛りと腕の副尺で読みます。
C.A は固定されておりまして、星の光は B から入り、反射で C に進み A の望遠鏡に入ります。
C は半透明で、星の光と水平線を同時に A の望遠鏡でのぞき、入ってきた光と水平線が重なるときの円弧の角度の2倍が、 天体の高度になりまして、10秒ぐらいの精度で測定できます。
測定した後は忘れちゃった(^^;んとね〜。確かね。電話帳みたいな分厚い表をひくんですね。 測定した時間・対象天体・対象天体の方角・対象天体の高度の該当する個所を表で見ますと 現在地、つまり いま観測者が地球のどの位置にいるかがわかるのですね。
ようするに天体観測の逆さまのことやるわけですね(^^;
参考引用文献
A1★21世紀星座早見ガイド・林完次著・講談社・B1069
A2☆岩波理化学辞典・第3版