●ゲーム機の種類4 通信できるゲーム機

皆さんはゲームボーイやワンダースワンなどの
携帯ゲーム機でケーブルをつないで、対戦したことありますか?
1人でじっくり考えるゲームもいいですが、
そばに誰かいるときは
相手の様子を伺いながら対戦するカードゲームや
落ちものパズルあたりで遊ぶのもいいですよね。

複数のマシンの間でデータをやり取りする能力を
「通信機能」といいます。
ケーブルで2体をつなげてデータをやり取りするものが
最もよく「通信」している感触が得られると思いますが、
赤外線を使ってコードレスでやり取りしたり、
プレイステーションのポケットステーションや
ドリームキャストのビジュアルメモリのように
本体同士を直接つなげてデータのやり取りをするタイプもあります。
手法はどうあれ、目の前にある物をつなげて情報をやり取りすることで、
ゲームの世界が広がります。

対戦ゲームの場合はカードを選択したりパズルのピースを動かすなどの
プレイヤーの操作情報が瞬時に相手のゲーム機に伝えられて、
画面に相手の動きが表示され、ゲームを楽しむことができます。
競走馬を育成する『ダービースタリオン』はご存知でしょうか?
別の場所で、別のゲーム機とソフトで育てたキャラのデータを保存して集め
同じレースに参加させて競わせる遊び方があります。

1つのゲームを複数のプレイヤーで楽しむことは
ちっとも珍しいことではなく、どのゲーム機でもできることでしたが、
ドリームキャストやプレイステーション2には
ネットワークに対応できる機能が付け加えられるようになってきました。
離れた場所にいるプレイヤーやメーカーと情報をやり取りできるんです。

ソフトの代金とは別に、回線の使用量などを払わなければいけませんが、
格闘ゲームの相手や、RPGで共に旅する仲間を
サイト上で探して遊ぶことができます。
複数のプレイヤーが一緒に楽しめる「ネットワークゲーム」が
これからどんどん発売されることでしょう。

また、メーカーのサイトからゲームのデータを
ダウンロードするサービスも始まっています。
追加シナリオやキャラデータなどなど、
ショップで普通に購入したゲームに
付加して楽しむゲームデータもあります。

家に1人でいても、新しいゲームで遊んだり、
誰かと一緒にゲームを楽しめるマシンが
これからも続々登場します。
あなたは1人でいるために使いますか?
それとも誰かとのコミュニケーションに使いますか?
人間同士の距離感を縮める通信機能が
広がっていくといいですね。
(2000.9.9)

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