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茅ヶ崎交響楽団第58回定期演奏会チラシ

第58回定期演奏会

2012年9月23日(日)
13:30開場、14:00開演
茅ヶ崎市民文化会館大ホール
主催:茅ヶ崎交響楽団、(財)茅ヶ崎市文化振興財団

 指揮 石川 真也

(チラシ クリックして拡大)  
メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」
シベリウス 交響曲第3番
ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
(アンコール)メンデルスゾーン 「夏の夜の夢」より「結婚行進曲」


<指揮>石川 真也 Sinya Ishikawa


   宮城県仙台市出身。成城大学卒業後、桐朋学園大学音楽学部オーケストラ研究生指揮科で学ぶ。
指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、黒岩英臣各氏に、ピアノを玉置義巳、作曲、音楽理論を三善晃各氏に師事。
1986年より、二期会、東京室内歌劇場などにおけるオペラ公演の副指揮者として研鑽を積むほか、二期会合唱団の指揮者も務める。
それと平行してNHK主催によるJMJオーケストラ、慶應大学などをはじめ、各地の大学オーケストラのトレーナーとしても活躍した。
これまでに群馬交響楽団、セントラル愛知交響楽団、などを指揮するほか、全国各地のアマチュアオーケストラ及び合唱団に招かれ、積極的な指揮活動を行なっている。
1995年には、つくば市において、ビゼー作曲「カルメン」を指揮し、オペラデビューを飾り好評を博した。
1999年7月には韓国に招かれ、韓国の音楽大学学生による弦楽オーケストラを指揮した。
2002年には、平多バレエ団55周年記念公演において、オーケストラの指揮を務める。
2006年から、夫婦でピアノデュオを結成し、音楽祭などで活躍中。

演奏曲目について

メンデルスゾーン(1809-1847) 序曲「フィンガルの洞窟」作品26(1830)

   ドイツ・ロマン派を代表する作曲家メンデルスゾーンは、ヴァイオリン協奏曲や交響曲「スコットランド」「イタリア」などの美しい調べを通して、私たちに親しい存在です。有名な「結婚行進曲」は、作曲者の名を知らずとも、誰しもが耳にしたことがあります。
 1829年、メンデルスゾーン20歳の夏、ロンドンでの公演を終えてスコットランド各地を周遊した際、スコットランドの西にあるヘブリディース諸島の洞窟フィンガルの荘厳な景観に感銘を受けたメンデルスゾーンは、すぐさまその思いを姉に向けた手紙に記し、21小節からなる楽譜を添えました。それは翌年に演奏会用序曲「フィンガルの洞窟」となる作品の冒頭のメロディーでした。
 曲は,軽やかに岸に打ち寄せるようなメロディーで始まります。いろいろな楽器で繰り返され,次第にスケールアップしていきます。その上に,木管楽器で吹きすさぶ風や荒涼とした岩を思わせるようなテーマが出てきて,激しく盛り上がります。それが静まると,ファゴットとチェロで非常に静かに美しい歌うようなメロディーが出てきます。そしてクライマックスとなります。聴き所はクラリネットにる美しいメロディです。曲全体が、一枚の大きな風景画を見ているようです。

シベリウス(1865-1957)  交響曲第3番ハ長調 作品52(1907)

北欧フィンランドの作曲家シベリウスは、愛国的な交響詩「フィンランディア」が有名で、フィンランドの伝説や文学に基づいた交響詩を多く作曲しました。青年期にヴァイオリニストを志望したこともありバイオリン協奏曲も高い人気があります。交響曲は8曲あり日本では第2番が最も有名ですが、北欧では第3番以降がシベリウスらしいと人気が高いそうです。交響曲第2番を発表した後、健康を害し創作活動にも支障を来すようになったシベリウスは、ヘルシンキ郊外の「アイノラ」(アイノ(妻の名前)がいる家)と名付けた山荘に移り住みました。それ以降ここから作品が生まれています。フィンランド人がこよなく愛する自然に恵まれた土地、季節の変化の中で様々な姿を見せる自然の顔に多くのインスピレーションを受けたのでしょう。健康も回復し、静寂の中により深遠な宇宙の音を聴くようになっていたのかもしれません。アイノラに移って最初の交響曲の第3番は、第2番のように壮大な曲想ではなく、簡潔になり、軽快で楽しいがどことなく神秘的な曲になっています。多彩でスピード感のあるリズム、印象派を彷彿とさせるハーモニー、そしてシベリウスらしいメロディーをお楽しみ下さい。

第1楽章 Allegro moderato
 チェロとコントラバスのリズミカルなメロディで始まり、そして一気に盛り上がってきます。大地の上を春の訪れを予感させる風が吹いているような爽やかさと喜びを感じる部分がたくさん出てきます。

第2楽章 Andantino con moto, quasi allegretto
 ホルンの空虚な響きにのってフルートの素朴で美しいメロディーが始まります。自由な変奏曲風にメロディーが変化し静かに流れて瞑想的で、また童話の世界にいるかのように心地よいのでいつまでも聴いていたい気分になります。

第3楽章 Moderato ? Allegro ma non tanto
 序奏の後、民謡風の速い舞曲が始まります。スケルツォ風の音楽になり様々なリズムが交錯し、楽器やメロディーがめまぐるしく入れ替わります。音楽が高揚したところでビオラにより厳かなコラールが表れます。そして規模が大きくなっていき、最後は整然と、そして簡潔に終わります。


ベートーヴェン(1770-1827) 交響曲第5番「運命」ハ短調 作品67(1808)

クラシック音楽を代表する作曲家ベートーヴェンが作曲したクラシック音楽を代表する交響曲です。冒頭の「ジャジャジャジャーン」という部分は,子供から大人まで誰もが知っているでしょう。この有名な部分については,「運命はこのように戸を叩いた」とベートーヴェンが語ったというエピソードから,曲全体についても「運命」というニックネームが付いています。またこの部分は「運命の動機」と呼ばれています。ベートーヴェンは、この交響曲に、史上初めてピッコロ,コントラファゴット,トロンボーンを加え、音の迫力や輝きを増すことに成功しています。

第1楽章 Allegro con brio
「運命の動機」で曲が始まり、楽章全体が「運命の動機」に埋め尽くされています。ホルンによる「運命の動機」のあとヴァイオリンに優雅なメロディーが表れますが、その伴奏のリズムも「運命の動機」です。オーボエが吹くつかの間のカデンツァも、すぐに「運命の動機」に戻ります。厳格で引き締まった気分になります。

第2楽章 Andante con moto
ヴィオラとチェロののどかなメロディーで始まります。そして木管楽器によって穏やかだけど少し折り目正しいメロディが表れ、このあとはこの2つのメロディが交互に変奏されていきます。第1楽章と対照的に穏やかで落ち着いた雰囲気ですが、自分の心の揺らぎが聞こえるような気分になります。

第3楽章 Scherzo. Allegro
スケルツォです。地の底から這い出してくるような低弦のメロディーで始まります。続いてホルンが「運命の動機」を力強く示します。中間部にコントラバスに見せ場があります。この部分をベルリオーズは「象のダンス」と呼んだそうです。最後はだんだん静かに神秘的になってなっていき、ひそかにエネルギーをため込んでいくような緊迫感のある雰囲気になり、そのまま第4楽章へ移ります。

第4楽章 Allegro
第3楽章から続いて大爆発を起こしたかのように始まるのが第4楽章です。ここではじめてトロンボーンも加わり、明るく輝いた力強いメロディーで歓喜を感じさせます。第1楽章では運命の厳格な気分になり、第2楽章での自分の心の揺らぎに気付き、第3楽章ではスケルツォで逡巡させられ、緊張の中に連れ込まれたかと思うと、一気に「歓喜」の世界に入ります。そして自信にあふれ歓喜にあふれる中を高揚感の絶頂まで達し、最後は何度も念を押すように終わります。何度聴いても、分かっているのに、すばらしい結末です。




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