茅ヶ崎交響楽団第43回定期演奏会

指揮 岡田 司

2005年5月8日(日)
13:30開場、14:00開演
茅ヶ崎市民文化会館大ホール
主催:茅ヶ崎交響楽団
入場料1000円、全自由席、母子室あり、当日券あり

メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」
シベリウス 交響曲第1番
(アンコール)シベリウス アンダンテ・フェスティーヴォ

 今回の演奏会では、交響曲2曲にじっくりと取り組みました。
 ドイツの作曲家メンデルスゾーンの「イタリア」と北欧フィンランドのシベリウスの交響曲で、ヨーロッパを縦断するような感じです。
 メンデルスゾーンの「イタリア」は明るく快活でベートーヴェンの交響曲第7番と並んでもっともシンフォニーらしい曲の一つです。シベリウスの交響曲第1番は第2番ほど有名ではありませんが、重厚ですが情感たっぷりの美しい叙情的な曲です。


プログラムより

   ご 挨 拶

 爽やかに風薫る五月の午後、皆様ようこそお越し下さいました。誠にありがとうございます。
 私たち茅ヶ崎交響楽団は、一昨年、20周年記念演奏会を成功のうちに終え、新たな目標に向かって新体制で活動を始めております。
 これまで、ご関係各位をはじめとした多くの皆様に支えられての20年でした。昨年の平成16年には、20年にわたる「市民文化の振興および住民福祉の向上への貢献」に対し、服部信明茅ヶ崎市長より表彰していただきました。
 これも、ひとえに皆様方のご指導、ご鞭撻の賜と、団員一同、感謝しております。私たちは、これに慢心することなく、またアマチュアの立場に甘えることなく、さらに一段と高いレベルの音楽の実現はもとより、皆様に愛され親しまれるオーケストラを目指して、地域での音楽活動を続けて参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
 演奏会での皆様からのアンケートでは、私たちに対する皆様方の暖かい励ましやご期待を数多くいただいております。演奏曲目のこと、楽器のこと、そしてご自身の音楽体験まで、私たちにとって全てが活動の羅針盤になっております。
 本日の1曲目の「イタリア」は、その中から実現した作品です。2曲目のシベリウスの交響曲第1番は、日本になじみの深い作曲家シベリウスの雄大で若々しく活力に満ちた作品です。
 いずれも、私たちにとっては初めて演奏する作品ですが、茅ヶ崎交響楽団ではおなじみで、楽しく練習にお付き合いいただいている岡田司先生のご指導により、本日を迎えることができました。
 そして、お客様と一緒に音楽を楽しみ、お客様の熱気がステージに伝わり、そのパワーがまた演奏者の力になってホール全体が感動で包まれる。そんな演奏会をめざしております。
 では、茅ヶ崎の「イタリア」と「シベリウス」を、最後までごゆっくりお楽しみ下さい。
平成17年5月8日
                         団長 吹谷一徳

<プログラム>

メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」(約27分)

 第1楽章 Allegro vivace          (約8分)
 第2楽章 Andante con moto   (約6分)
 第3楽章 Con moto moderato  (約7分)
 第4楽章 Sartarello Presto     (約6分)
   〜〜 休憩 〜〜

シベリウス 交響曲第1番      (合計約36分)

 第1楽章 Andante ma non troppo      (約 8分)
 第2楽章 Andante ma non troppo lent  (約15分)
 第3楽章 Scherzo Allegro         (約 6分)
 第4楽章Quasi una fantasia Andante-Allegro molto(約12分)


<指揮> 岡田 司  tsukasa OKADA

 指揮法を斎藤秀雄、山田一雄の両氏に、フルートを林リリ子氏に師事する。1977年、広島交響楽団を指揮、その後、京都市交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、新星日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団を次々に指揮していずれも好評を博す。1979年、アメリカに留学し、タングルウッド音楽祭において、小澤征爾、L.バーンスタイン両氏の指導をうける。帰国後は二期会等のオぺラ公演で、W.サヴァリッシュ、Z.コシュラー、朝比奈隆、小澤征爾、若杉弘、秋山和慶、手塚幸紀、尾高忠明、佐藤功太郎、各氏のもと、副指揮者、合唱指揮を務め、その手腕を高く評価された。1980年、関西二期会でブリテン「ねじの回転」を関西初演して以来、現在までにラヴェル「子供と呪文」、モーツァルト「コシ・ファントウッテ」(中国二期会)、ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」、モーツァルト「魔笛」、景近では、プッチーニ「蝶々夫人」、ドニゼッティ「愛の妙薬」(日生オペラシリーズ)などを指揮している。名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団の指揮者を歴任。岡田司は常に安定した評価を得ており、現在オペラ公演、各オーケストラとの名曲コンサート、定期演奏会などに出演しており、意欲的に活動を行っている。


<演奏曲目について>

メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」

  〜愛と光に満ち溢れたイタリアのひびき〜

 メンデルスゾーンは、1830年の秋から31年春にかけてイタリアに旅行し、その間に作曲にとりかかり1833年に完成、ロンドンで自らの指揮によって初演を行った。
 第1楽章:ドイツの北国で育ったメンデルスゾーンが、はじめてイタリアの太陽と空、海、緑の野山を眺めた強烈な印象をメロディにしている。最後まで若々しく朗らかな気分を繰り返す。
 第2楽章:ゆったりとした行進曲風で、ナポリで見た宗教的行列の印象から着想したと言われている。やや哀愁に満ちているが暖かい叙情的な楽章。中間部にはクラリネットによる対照的な美しいメロディが表れる。
 第3楽章:優雅なワルツ。中間部のホルンとファゴットが奏でる暖かく美しい歌とハーモニーは、この曲の聴き所の一つ。
 第4楽章:サルタレロとは速いテンポのローマ地方の踊り。ローマの謝肉祭に町をあげて楽しそうに踊る人々の姿から着想したと言われている。短調であるが愉快なユーモラスな楽章である。

シベリウス 交響曲第1番

  〜自然な美しさをたたえた北欧の涼やかなひびき〜

 1899年に完成、同年ヘルシンキで自らの指揮で初演。フィンランド以外では1900年にベルリンで初演。自然な美しさと力強さを持ったロマンチックな曲である。
 第1楽章:ティンパニの柔らかい響きの上でクラリネットの遠くから呼びかけるような、あるいは祈りのようなメロディが始まる。このメロディは第4楽章まで様々に形を変えて表れる。これが終わるとダイヤモンドダストのようなきらきらした第2ヴァイオリンのリズムの上に、第1ヴァイオリンの決然とした雄大な旋律でいきいきとした音楽が動き出す。
 第2楽章:暖かい雰囲気で始まる。民謡風のメロディが楽しい。
 第3楽章:速い舞曲風の楽章。素朴だが荒っぽいメロディが印象的。
 第4楽章:「幻想的に」という作曲者の指示があるドラマチックな楽章。徐々に盛り上がって、北欧の風景を思わせる音楽が流れ出し、最後は讃歌のようで、聴いていて勇気を貰うような気になる。


オーケストラの舞台裏

Q:演奏機会の少ない奏者は舞台上で何をしているの?
A:確かに管楽器や打楽器の一部には曲の中で演奏する(音を出す)機会が少ない奏者がいます。
 演奏者が見る楽譜(パート譜)では長い休みは「休む小節数」で記述されています。曲は覚えているのですが、通常、その小節数をひたすら数えます。8小節でも96小節でも数えます。親切なパート譜では、他のパートの演奏する音を「ガイド」として書いてある場合がありますが、それに頼ってしまうと、そのパートの奏者が正しく演奏してくれなければ自分も間違えてしまいます。また、重要な部分では指揮者が指示を出す場合もあります。
 長い休みの間でも、演奏しているのと同じです。決して居眠をしたり雑誌を読んでいるわけではありません。


茅ヶ崎交響楽団



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