AF-S VR Nikkor ED 200mm F2.0G

Shin Anamitsu


昨年の目玉は、夏に手に入れた、AF-S Nikkor ED 300mm F4.0D と、秋に手に入れた、Distagon T* 35mm F3.5 でしょう。
この2本を手に入れたおかげで、色々な体験をさせてもらいましたし、持ち出すレンズ構成もガラリと変わってしまい、
私にとっては、影響力のある買い物でした。

さて、今年の目玉は、当然、Nikon F6 でしょう !と、私自身も思っていたのですが、
フェイントしまして、とうとう手に入れちゃい ました、AF-S VR Nikkor 200mm F2.0G です。

私にとっては、超高級レンズでして、 『いつかは、手に入れたいなぁ!』と言う存在でした。
しかし、最新の AF PC 性能 や、最新の VR 機能、超高級レンズの描写力を、無性に体感したくなり、結局、 買っちゃいました。(^^;; 
おかげで、Nikon F6 の導入は、据え送りです。

これで何撮るのって?
蜻蛉(ヤンマ)です。(^^) 
あと、運動会で息子達の勇姿 や、奥様方のポートレートでしょうか。

200ミリF2.0という性能は、MFの頃か ら気になっていたレンズだったのですが、実は、レンズ選択には、迷いました。
蜻蛉用ですと、最短撮影距離や最大撮影倍率から考えても、AF-S Nikkor ED 300mm F4.0D に劣るからです。
迷ったのは、以下のレンズで、比較表を作ってみました。

レンズ名 最短撮影距離 重量 ×1.4 ×1.7
AF-S Nikkor ED 300mm F4.0D 1.45m 1.44Kg 420m mF5.6 510mmF6.8
AF-S VR Nikkor 200mm F2.0G 1.9m 2.9kg 280m mF2.8 340mmF3.5
AF-S VR Nikkor 300mm F2.8G 2.3m 2.87Kg 420m mF4.0 510mmF4.8
AF-S VR Zoom Nikkor 200-400mm F4.0G 2.0m 3.27kg 560mmF 5.6  

微妙でしょ。
蜻蛉を撮影するのに、まず大切なのは、最短撮影距離だと思います。
欲を言えば1mと言いたいところですが、最低でも2m以下は欲しい所です。
しかし、最短撮影距離付近で画角の狭いレンズを使えば、ファインダーの中に被写体 を入れる事が、超大変なのですが・・・・

次に最大撮影倍率なのですが、
ルリボシヤンマの場合、個体も大きく、また比較的近くでホバリングしてくれますので、
焦点距離300mm前後で十分迫力 のある撮影が出来ます。

一方、ギンヤンマの場合、個体も若干小さく、空けた広い沼を好んで縄張りますので、
以外に距離が遠く、焦点距離400mmは欲しい所です。

しかし、あまり遠くですと、ストロボ光が届きません。
従って、蜻蛉の撮影は、遠くても4m以内で、出来るだけ3m以内で勝負するのがベ ストです。

買ったのは、近所のキタムラです。
店長さん頑張って、値段出してくれました。
本当に、ありがとうございます。


注文する前に、名駅のビックカメラにレンズを触りに行きました。
実際各レンズを手にとって見ますと、AF-S VR Nikkor 200mm F2.0G はズシリと重かったですね。
特にこのレンズは、短いボディーの中に、9群13枚 (EDガラスレンズ3枚、スー パーEDガラス1枚)+保護ガラスレンズ1枚という、
異様に沢山のガラスが装着されているからでしょう。

しかし、三脚座の回転感覚や、ロック感覚、VRONリングの作動感等、やはり一般のレンズとは違いましたね。
すっかり、気に入ってしまいました。

不思議な事に、総重量の重い AF-S VR Zoom Nikkor 200-400mm F4.0G の方が軽く感じました。
レンズが長い為、内部のレンズが方々に分散され、左手にレンズ重量が1点集中しないからでしょうか?
AF-S VR Zoom Nikkor 200-400mm F4.0G は、なぜだか心に訴えなかったですね。
このレンズは、MFの操作感が特に気になりました。
値段も高いですしね。

で、残るは、ナノクリスタルコートの、AF-S VR Nikkor 300mm F2.8G か、
スーパーEDレンズの、AF-S VR Nikkor 200mm F2.0G か、
ちょっとだけ悩んで、AF-S VR Nikkor 200mm F2.0G にしました。
最短撮影距離の差40センチを取りました。
2m前後での40センチは大きいと判断したからです。
運動会でも、このくらいの画角の方が、使いやすいですしね。
いざとなれば、1.4のテレコン噛ませば良いですしね。

で、早速5月の連休中にテスト撮影してみたのですが、なかなか良好ですよん。
特にVR機能ですが、初体験と言う事もあり、感動です。
ファインダー像が、ピタッと止まるのが快感ですねぇ。
しかし、シャッターボタンで起動させたら、なにやら、レンズの内部で『ジーコ・ジーコ』と動いてますわ。
これってムチャクチャ電池食いそうです。
実際、海外のレポートなどを見ても、『予備バッテリーは絶対に必要!』なんて記載されてます。
下手したら、F5のニッケル水素1本で、36枚くらいしか撮れないかもしれません。

今年は、『遠出して、土日2日間連ちゃん撮影!』なんて企んでますので、
予備バッテリーが少ないと、『初日で退散』と言う結果にもなりかねません。

夏が来る前に、おおよその消費量を調べておく必要がありそうです。
現在、専用ニッケル水素が4本。
単三ニッケル水素を使って、押入れに仕舞い込んでた単三ホルダーを使って、予備2 本作ろうかなぁ。
電池は Nikon F6 用に、新品24本ニッケル水素(パナ印)、準備してました。 (^^)

いやぁ、しかし、高い買い物をしてしまいました。
今、損失を10万円以下に押さえる為、手持ちのガラクタを、一斉にオークションで 出品中です。
そのお話はまたの機会としまして、今年も蜻蛉のシーズンが始まりました。
今年は身近な蜻蛉から、まず攻めます。

止まり絵は、CONTAX 645 / Apo-Makro-Planar T* 120mm F4 で、
飛翔は、AF-S VR Nikkor 200mm F2.0G で、頑張りますです。