Nikon F6 と、CONTAX 645

Shin Anamitsu

本日、待ちに待ったF6を触ってきました。
私の感想は、予想通り、フラッグシップ機でしたよ。

まず、シャッターの切れが、F5と同様で、すばらしく感じました。しかも、F5より静か。
また、F5同様、シャッターが切れた瞬間にフィルムチャージ(送り)が終了している。
これが、使っていて気持ち良いんですよね。
私は、このフィルムチャージ時間が、一番気になってた(電池がしょぼいので・・・)のですが、無駄な心配でした。
この感触は、F4では味わえません。

ミラーショックも、F4&F5同様、非常に抑えられています。
切れのあるシャッター音・瞬間的に終了するフィルムチャージ・シャッターが切れた時の、ミラーショックの静寂性、
これだけでも、満足満足。
この気持ち良さは、その他クラスのカメラでは、絶対に味わえません。

私は、F5の気持ち良さは、この一連の動作が非常に瞬時に行われる事だと思っています。
それは、単三電池8本と言う、強大な電源がなせる技だと思っていました。
実際、当時の技術力では、そうであったのかも知れません。
今では、あんなちっぽけな電池2個で、ここまで出来るんですね。
でも、あのちっぽけな電池( CR-123A )を、複数買い貯めするのにも、抵抗はあります。

とそもそも、手に取ってみても、あまりときめかないのは、確かなんです。
デザインが、悪いのか? 本当に見た目は、F100やD70みたいで、ちょっと?と、思っちゃいますが、
中身は、まったくの別物!と言うことは、明らかなんです。
触って動かした瞬間、違いは判ります。 それがフラッグシップ機なんですけどね。
思えば、Nikon F5 が発売された時も、私は外観的には違和感を感じました。
考え方が、保守的なのかもしれませんね。

F5は確かに重たいカメラです。
私は、撮影中は気にならないのですが、掃除している時には、『 なんて重たいカメラなんだろう!』と、感じます。
一方、当たり前ですが、F6は、軽いです。
この軽さで、F5同様の小気味良さで撮影が出来るので、十分魅力的に感じました。
『バッテリーが小さいので、右側が軽く、持った時のバランスが悪い!』
なんて意見を、掲示板で読みましたが、私は感じませんでした。

AF性能は、実際にフィールドで試してみないと判りませんね。
私は来春に、購入しようと思います。
そして、来シーズン、蜻蛉の飛翔写真で、新しいAF性能を体感したいと思います。

唯一、電池室のカバーは、安っぽく感じました。何で?と思いましたよ。
ロックレバーくらい、同色(黒)に塗ってよ!って、感じですね。

気になっていた、ファインダーの見え具合ですが、これは店頭では判断が難しいので、判りませんでした。
やはり晴天の屋外じゃないと、はっきりとした事は言えません。
本日、掲示板でもF6のインプレッションが書き込まれています。
どうやら、ファインダーも改善されているらしいです。

また、各ボタンも大きく押し易くなり、F5の気になる所は、しっかりと改善されてますね。
もともと私は、あんまり背面ボタンを使わないので、使用上差し支えはなかったのですが・・・

以上、私の感想は、こんな感じです。


店内の中古レンズコーナーに立ち寄ると、コンタックス645用の交換レンズ、
Distagon T* 35mm F3.5 が置いてありました。
無理したら出ない、価格ではありません。
今は、こっちの方が魅力的ですねぇ。
直ぐ買えそうな価格ですし、オークション予想落札価格程度ですし・・・

最近、コンタックス645を使ってます。
夏の間は、まったくと言って良いほど使いませんでしたが・・・
今年は、蜻蛉の撮影を集中的に行いました。
蜻蛉の写真は、止まり絵と、飛翔写真と言う分野に別れ、それぞれ機材が違います。
蜻蛉の飛翔は、Nikon F5 / AF-S Nikkor ED 300mm F4.0D / SB-80DX で撮影します。
一方、蜻蛉の止まり絵は、Nikon F5 / AF Micro Nikkor 105mm F2.8D / SB-29S で撮影するのですが、
どうも、 AF Micro Nikkor 105mm F2.8D の描写が気に入りません。
線ボケが気になるのです。

そこで、Apo-Makro-Planar T* 120mm F4 持ってたなぁ! と言うことで、
蜻蛉の止まり絵を、コンタックス645で挑戦しよう! といった感じです。
コンタックスのストロボは持ってないので、ニコンの SB-80DX を装着し、マニュアル発光です。
先日、広島に帰省した際、赤蜻蛉を相手に、ある法則に基づきマニュアル発光撮影をした結果、
『もう少し強い光の方が良いのではないか?』と言う事で、今週末、微調整撮影を行っています。
ブローニーはフィルムスキャン出来る環境ではない為、なかなか作品は公開できませんが、
写りは、申し分ないですよ。
ただ、シャッタースピードが遅いのと、被写体深度が浅いので、思うような場所にピントが来ていない写真が多いですが、
同じ様なカットを3枚は写していますので、その辺は大丈夫です。

一方、前回お買い物した、Nikon F5 のUスクリーンの補正結果ですが、
私の場合は、カタログ通り、カスタムセッティングで、+0.5EVで正解でした。
Uスクリーンですが、明るくて、色付きメガネみたいじゃないし、良いですよ。


最近のお買い物としては、『 AIGLE 』の長靴と、インナーで履く靴下を買いました。
どちらも、お気に入りです。

結局、紅葉は行きませんでした。
以上、近状はこんな感じです。