久々に、Nikon F4S を使いました。
Shin Anamitsu


今年は、町内会の役員でして、何かと借り出される事が多いのです。

2003年11月2日に開催された、町内会のお祭りにて、町内の神輿入魂式等、写真撮影担当は、毎度ですが私でした。
今年初めて、Nikon F4S の登場でした。
と言っても、そもそも、私の所有している、 Nikon F4S 261 を、実際に使うのは、今回が初めてだったのです。(^^;;
大事な行司でしたが、事前のテスト撮影無しで望みました。
前日にバッテリーチェックと空シャッターは切って確認はしました。
Nikon F4S は、空シャッターでも、 調子が悪い場合、エラー表示が出たような気がしましたから。

やっぱり、Nikon F4S も、最高ランクのカメラですね。
まず、あのグリップの太さです。
あのグリップを掴んだ瞬間、F5とは別の緊張感を感じるんですよね。
その独特な緊張感、私好きですね。
軍艦部に整然と並ぶダイヤルノブや、独特の形状をしたファインダーカバーが、目に入ってくるのも影響していると思います。

久々に絶品のファインダーで、撮影をしました。

F4は、カメラらしいといいますか、かっこ良いですよね。
私の持っているF5は、ブラックボディーではないので、 なお更、洗練された渋さを、F4には感じます。

入魂式では、サイレンと巻き上げモードを使用しました。
これも初めて実戦で、使いました。
シャッタースイッチを、押しっ放しにしていたら、サレントモードでも連続撮影するんですね。
知りませんでした。

私、シングルモードでは、手ぶれ防止で、 シャッターを切ったら、一時、ボタンを押し放しにする癖がありますので、
サイレンとモード1発目は、2枚撮影してしまいました。

神輿入魂式や神輿風景や、フェスティバルのバザー風景などを撮って回りました。
撮影に関しては、何も苦になりませんでした。
こんな場面では、まったく問題ないんです。
出来上がりの写真も完璧でした。 ←壊れてませんでした。(^^)
露出や、ストロボ同調も完璧でした。

ほんと、いいカメラです。
どう考えても、ニコンオーナーは、 絶対に所有するべきフラッグシップだと思います。
Ai-S MFレンズで、マルチパターンが使え、ストロボも同調する事が出来るのが、最大の利点です。
もう、MFレンズを使ったら、最高機種ですよ。

良く、F一桁の偶数モデルはハズレ! って言われてますが、そんな事はまったくないと思います。
F4は、発売当時、それまでの一桁モデルから比較して、 物凄い技術を投入されてました。
その技術は、現在でも十分に魅力的です。

しかも、F5に無い特徴も備えていますので、やはり貴重なモデルです。
外装はプラスチックで、安っぽいイメージがありますが、やはり、シャッターを切った瞬間に、F一桁の持つ格の違いが判りますよね。
見えない部分に、相当な技術力が使われ、
更に、質感や操作感に関しても、気配った設計をする、これがニコンの誇れる所だと思っています。
銀塩最高峰カメラは、この様に、スペックでは表現できない部分にも、 気を配って、開発費を投入し、作る必要があります。
これをやるのが、ニコンです。

Nikon F4 にして、最軽量ボディーにしても、異様な重さです。 中身ぎっしり! って感じです。
デジタルカメラが主流になりつつある現代ですが、 銀塩カメラは、このような部分が大切なのです。

CONTAX 645 を買ってしまい、里子に出すべきか?悩んでいましたが、
やはり、Nikon F4S は、手放せません。
と、個人的な意見を、ダラダラと、書いてしまいました。