遠遊会ツアー(1996年6月8日)報告(前半)

記:永山透


  1. 遠遊会ツアーが、1996年6月8日の土曜日に催行された。ツアーの参加者は道家正則、小島一仁、一條剛、永山透の4名であり、ツアーが終了したあとに付属した懇親会ではさらに、杉村直純、永島英太郎、永山透の妻子である堀内康江、永山瑞生の4名がさらに加わった。

  2. 今回の集合場所はJR中央線四谷駅改札に10時であり、最初からの参加者4名は到着に遅早あったものの10時30分に出そろった。各人とも顔を合わせるのは久しぶりであるので近況報告から会話が始まった。

  3. 一行はまず、エスカレータを下り、営団地下鉄南北線に乗車した。南北線は96年3月に駒込から四谷まで延長したもので、今回は四谷と後楽園を乗車した。従来からの地下鉄ホームとは転落防止用のホーム備え付けのドアシステム、案内表示、駅のベンチの意匠が異なっていた。

    南北線の車内、閑散とした新らしい車両

    南北線後楽園駅にある視覚障害者用の触覚を用いた駅案内表示

  4. 後楽園に到着した一行は、地下6階の深いホームから地上にあがり、第一の目的地である26階建ての文京区役所に向かった。区役所に向かうまえに、道路向かいの小公園でひと休みし、区役所建物の大きさを目で確かめた。

  5. 文京区役所は休日にも展望台などは開放されており、さっそくエレベータにのって展望コーナに向かった。ガラス張りのエレベータは建物中央の吹き抜けホールの一角に備え付けられており、その上がる様がよく眺められた。展望コーナからは、後楽園遊園地、春日界隈、本郷通り沿いに並んで立つペンシルビル(狭い敷地に細い高いビルが通り沿いに林立している)が望まれた。

    展望コーナのガラス窓に張り付くヤモリ達(左より、小島氏、道家氏、一條氏)

  6. 一行は展望を楽しんだあと、同区役所内の椿山荘系列のレストランに入った。道家氏は朝食を、残りの3人はケーキを食べた。南面の展望が開け、食事の値段もそれほど高くなかったのでこのレストランは一行にとって高く評価された。

    展望コーナより西方を望む、手前より丸の内線、後楽園、飯田橋界隈、新宿方向

  7. エレベータを一階までおり、今度は同区役所内で行われている肢体障害者の絵画展を見学した。展示されている絵画は足、口等を器用に動かして絵筆を取っている人々の作品で、国内、国外さまざまな画風を観賞することができた。この絵画展で約20分を費やした。

遠遊会ツアー(1996年6月8日)報告(後半)
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Update 8/27/96