音楽療法について

1.音楽はストレス解消に役立つのか?

  近年、多くのヒーリングミュージックのCDが発売され、売れ行きも好調であると、
 耳にすることが多い。では、そのようなCDにどのような音楽データが入っているの
 であろうか。ある研究では、1/fのゆらぎを持った音楽を聞いたときα脳波が発生
 する。そのような音楽はバロック音楽に多いとされている。
  一方、アルフレド・トマティスはMOZARTの音楽が、音楽療法に有効であると
 述べています。

2.音楽再生の周波数はどんな影響を与えるのか?
 CDで再生できる高音は、20、000ヘルツとされています。
 人間が音として認識できるのは、16ヘルツから16000ヘルツと言われています。
 しかし、可聴域を超えた高次倍音をもった、インドネシアのガムラン音楽や
 モンゴルのホーミーは、人間の脳からストレス解消機能を持つベータエンドル
 フィンを生成すると言われています。

また、LPレコードを聞くときには、α脳波が出るといわれますが、CD聴取時にはそのような
ことは起こりません。

そこで、音楽の授業で高校生を対象に以下の実験をしてみました。

2つの音楽データ(同じ曲で同じ演奏)を聴かせるが、それがLPかCDかは事前に言わない。

聴取後、「1.ほっとする 2.ややほっとする 3.変わらない 4.ややイライラする 5.イライラする」の5点スケールで感想を記入してもらいました。

結果:やや7割の生徒は、LP聴取時にほっとし、CD聴取時にイライラする傾向があ ると報告しています。(詳しい統計はまだですが......)

課題:本校の音楽室のLP再生装置が20,000ヘルツ以上の周波数を再生できているのかは、未調査です。


3.ヒーリングミュージックとは何か?
 1/fのゆらぎを持った音楽や高次倍音をもつ音楽は、その音楽を聞く者に、
 ストレス解消機能を持つと断言できるのでしょうか?

 現在の研究では、バロック音楽や高次倍音をもった音楽がストレス解消機能をもつことが明らかになりつつありますが、最もα脳波が発生するのは聞き手が、最も好む音楽を聞いた時とされています。従って、万人に共通するヒーリングミュージックを開発するのは難しいことが判明し、業者は開発を断念したと聞きました。

 

4.気功をもちいた「癒し」

 現在、私は気功と音楽による「癒し」を研究しています。

整体協会の会員である私は、気を送る方法である「愉気」を学び、

手のひらから、気を送る技術を体得しつつあります。

興味のある方は、メールをお寄せください。

 愉気の方法

「愉気」とは、手のひらから気を送ることによって、体の自然治癒力を高める方法です。

今回は、まず気を感じる方法を話します。

1.正座し、腰と背中を伸ばし、呼吸を深くします。腰まで息を入れます。

2.胸の前で両手を合掌し、目を閉じて両手を少し離します。

3.手のひらから、息を吐くつもりになる!(手にひらの汗腺から息が出ているようなつもり)

4.しばらくすると、手のひらがムズムズしてくる。

5.両手を離したり、近づけたりすると、手の間に何かあるように感じられます。

6.このような状況が、「気が出ている」のであると思います。

ちなみに、私の家族は背中に「気」を送られると、引っ張られたり、前のめりになったりします。(受け手は、後ろ向きで立って、目を閉じます)。私は「気」を送られると、自律訓練法をしている時のように、急に頭と体がリラックスし、多分盛んにα脳波が出ているんだと思います。

音楽療法のさまざまなことについての雑感です。
音楽教育と演奏理論研究をしていますy-takeです。
音楽療法と聞くと、音楽を薬のように用いて病気を治す?というのを
想像しがちですが、そんなのばかりではないようです。
もちろん、そのような音楽療法も外国(中国や台湾)では、
多く行われているようです。
中国の薬局では、症状(病名)に応じた音楽の入ったCDを販売しています、
また、どの病気にはどんな音楽が効くか?といった研究が盛んだとも聞きます。
しかし、日本や欧米ではこのような音楽療法はあまり盛んではありません。
かつて音楽企業や薬剤企業が、音楽を聴くとα脳波が出ることから、
盛んにアルファー脳波音楽を研究していましたが(CDショップで見かける
「疲れたときの音楽」などなど……..いわゆるヒーリングミュージックですな)、
大きな成果は上がっていないようです。

    この一番の問題は、ある音楽を聴いたときα脳波が出やすくても、
それが万人に常に共通していないということがあるからです。よく知られたこと
ですが、α脳波が一番出易いのは、聞き手が最も好む音楽を聴いている時だと
されています。となると、上記の中国のような音楽療法はあまり一般的には
利用できにくいということになります。
そこで、現在は音楽の聴取だけでなく、音楽の演奏や歌唱という実技を
行うことによって、クライエントの様々な症状を緩和したり、症状の改善に寄与
する臨床治療になっているようです(今の日本での音楽療法については、テレビや
新聞、文献で見たものに過ぎません)。このような療法は、現在、奈良市では
市が音楽療法士制度を作って、実際に活動していますから、詳しくはそちらへ
おたづねになってはいかがでしょう?

なお、音楽療法の研究はいくつか組織があるようですが、日本では
「音楽療法懇話会」というのがあると聴きます。ここではバイオミュージックの
研究をしているようですね。また、欧米では音楽療法士の資格の取れる大学や院が
あり、その出先が日本(大阪でしたっけ?)で専門学校として授業を行っています。
(連絡先や正式名称は、現在手元にないので、探してみます)

最後に、私の研究していることについて:
音楽を聴くとα脳波がでることが明らかになっていますが、可聴域を越えた高域の周
波数
を含んだ音楽を聴くと、脳内に免疫を活性化するベータエンドルフィン(脳内麻薬
?)
がでることが解明されつつあります。しかし、普通のCDでは2万ヘルツ以上はカット
されていますから、高周波は再現できていませんので、強い高周波をもった音楽
(バリ島のガムラン音楽やモンゴルのホーミーなど)は、実演を聴くときと同じ
か?というと、ちょっと聴くと同じでも、体に与える影響は大きく違っているの
でしょう!
バリでは夜を徹してガムランに合わせて村人達が踊りますが、最後には
激しく踊り、そして自分で自分の胸を短剣で刺して血を流すところまで
いくのは、どうもその音楽のもつ複雑なリズムパターンの果てしない繰り返し
のせいだけでなく、高周波のせいだと思います。

また、自然の中へ入って安らぐのも、自然がはっする高周波のせいかもしれませ
ん。
ただ、一般のステレオなどではCDから高周波を再現するのはむりなのですが、
(アナログステレオの高級品では可能らしい)最近、高周波を再現するステレオが
販売される(された?)と聴きました。CDデッキだけで50万円するそうです。
(どこかの病院でこのステレオ一式を買って治療に応用してみてくれないかな!)

 

トップページへ戻る

2000/01/12 20:46:35;nm7y-tkuc;RETR;ok;/homepage/musics.html