Radish の共通項目の説明です。


 named.ca

デフォルトでは named.ca は、インターネット上で配布されている、ルートサーバの一覧(named.root)を使用しています。
ftp://ftp.nic.ad.jp/internet/rs.internic.net/domain/
このファイルを編集することで、DNSが問い合わせを発行する先を変更することができます。

[例1] ローカルなネットワークで使用する場合
ローカルなネットワークにある192.168.1.1のDNSサーバのみを使用する設定

. NSDNS
DNS A 192.168.1.1

[例2] プロパイダなどのDNSを使用する場合
プロパイダのDNSサーバが 100.100.100.1 及び 100.100.100.2 だった場合の設定

. NSPRIMARY
PRIMARY A 100.100.100.1
. NSSECONDARY
SECONDARY A 100.100.100.2

dns.conf のRootCache= を変更して、named.ca以外のファイルを使用することも可能です。

 Cron.conf

Radish を起動するとRadish が存在するディレクトリに Cron.conf ファイルが作成されます。
これをテキストエディタで以下のように編集することキュー処理及び自動受信の実行時間を指定します。

[設定例]
9:00、10:30、12:00 にキュー処理及び自動受信実行する。

# キュー処理及び自動受信の実行時間(*1)
7:3a (*2)
9:00 (*3)
12:00 (*4)
10:30 (*5)
13:60 (*6)

*1: 先頭に # をつけるとコメント行になります。
*2: 数値以外を指定すると 0 と解釈されます。 (07:00)
*3: 先頭に 0(ゼロ)は付けても付けなくてもかまいません。(09:00でも可)
*4: 順序は逆になってもかまいません。
*5: 範囲外の数値は無視されます。

SMTP/POP3 サーバ - 基本設定 の「キュー常時処理」と「自動受信常時処理」のいずれか、 または両方をチェックすると有効になります。

 メールファイルの保存形式

メールキュー及びメールボックスに格納されているメールファイルは、1つのメールに対し 2つのファイルで構成されています。

保存メールのファイル名は、リモートからのアタックを難しくするため 保存ディレクトリ内のメールは、できるだけ推察されにくいものを使用しています。

1.メール本体
MF_XXXXXXXXXXXXXXXXの部分はランダムに生成され、DF_と共通です。

SMTPでDATA以降、「.」までのメール本体をそのまま保存しています。
ヘッダ変換・追加を指定した場合は、その処理を終えたものが保存されています。

2.情報ファイル
DF_XXXXXXXXXXXXXXXXの部分はランダムに生成され、MF_と共通です。

SMTPでDATA以降、「.」までのメール本体をそのまま保存しています。
ヘッダ変換・追加を指定した場合は、その処理を終えたものが保存されています。


レコードの形式は以下のとおりです。

1 ステータス 0:受信処理中のメールで、1に変化するまで、テンポラリとして扱われます。
1:処理が完了したメールです。
2 再送カウンター キューに保存されたメールで、送信処理に失敗するたびに1つ増えます。
3 最終送信タイム 最後にキュー処理に失敗した時間を保存します。キュー処理が行われていないものは、 0になります。
4 エラーフラグ 送信処理に失敗して、送信元に返信されたメールは1になります。
このフラグが1のメールは、エラーになって場合、ループ防止のためFromにリターンされません。
5 エラーフラグ メールを受け取った時間が保存されます。最長保存期間は、この時間をみて処理されています。
6 From SMTP通信時に使用されたエンベロープFromです。Fromヘッダとは関係ありません。
7 To SMTP通信時に使用されたエンベロープ(RCPT)Toです。Toヘッダとは関係ありません。
8 ホスト名 メールを送信したホスト名
9 ホストアドレス メールを送信したホストのアドレス
10 日付 メール本体内のDateヘッダ部分
11 サイズ メール本体のバイト数
12 UID メールID

 受信状態保存ファイル

自動受信を設定すると、exeと同じフォルダに受信状態を保存する下記のファイルが自動的に作成されます。

Uid.サーバ名.アカウント名

[例] POP3サーバ:pop.hoge.or.jp、アカウント名:user1 の場合
Uid.pop.hoge.or.jp.user1

※このファイルを削除すると、同期処理などが正常に行われなくなります。

ファイルの内部形式は下記の通りです。

受信時間<スペース>UID

 クライアントからのパスワードの変更

セキュリティ上、パスワードは定期的に一定のポリシー(制限)に従ってユーザ自身が変更するのが望ましいと考えられています。
これは、管理者が強制した複雑なパスワードは、ユーザが記憶できない場合、メモを残したりしてしまうことや、 あらゆるパスワードを許可すると、ユーザは単純なパスワードを設定してしまう危険性があるためです。

Radishでは、この対策としてPOP3の拡張コマンドとして、CHPSを実装しています。
設定ダイアログで、「パスワード変更を許可する」にチェックした場合、この拡張コマンドが使用可能になります。

USER/PASS 若しくはAPOPで認証が終わった後、「CHPS 新パスワード」でパスワードが変更できます。

[操作例]
コマンド プロンプトを開いて telnet コマンドでサーバ(192.168.0.1) のPOP3ポート(110)に接続

C:\>telnet 192.168.0.1 110
+OK POP3 BlackJumboDog starting <1208.1036980651@bjd.ne.jp>
USER user1
+OK Password required for user1
PASS ********
+OK user1 has 7 messages ( 5352 cotets ).
CHPS new_password
+OK パスワードを変更しました。
QUIT

 バインドアドレスの設定例

[例1] localhostと、192.168.1.1のアドレスを持つネットワークカードをListenします。

バインドアドレス127.0.0.1 192.168.1.1

[例2] すべてのネットワークをListenします。

バインドアドレスINADDR_ANY

※ 公開サーバ用の設定です。必要な時以外は使用しないで下さい

 エラーメールがキューに溜まる

エラーメールは送信者へ送られますが、このエラーメールの送信者は MAILER-DOMAIN@サーバ名が使用されます。

サーバ名の指定がデフォルト(localhost.localdomain)の場合は、
MAIL From:MAILER-DAEMON@localhost.localdomain となるため、 サーバによっては、無効なドメインとして受け付けてくれなません。
(エラーメールの送信失敗は、強制的にローカルのpostmasterに送られます。)

この状況を回避するには次の2つの方法があります。
  1. サーバ名 に正規のFQDNを指定する。
  2. エラー時のFrom にエラーメール送信時のFromアドレスを指定する
2.は、どちらかというとトリッキーな方法ですが、個人で送信専用の メールサーバとして使用する場合は、ここに自分の電子メールアドレスを 設定しておくといいでしょう。