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99年11月 北陸旅行記


99/11/19 秦野 - 東海北陸道SA

夕方秦野を出発。初めて走る東海北陸道のSAで車中泊。

99/11/20 - 荒島岳 - 永平寺 - 芦原温泉

荒島岳
深田百名山
山1000
Castrolのスタンド
早朝起床。東海北陸道を走り続けるが、前日から表示板に出ていた「通行止め」 は一時的なものではなかったらしい。 IC一区間分だけ下道を走って、白鳥ICに到着。

油坂峠を越える有料道路が最近開通したらしく、 簡単に峠を越えることができた。 (有料道路の料金所のおじさんは荒島岳を知らないようだった。)
九頭竜湖沿いを通過する車道からは雪をかぶった山は見えない。 出発も遅いし、軽アイゼンだけでも大丈夫かも。

できたての有料道路から
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山頂にて
057.jpg スキー場の駐車場に着くと、登山者らしき車が数台止まっている。 私たちはちょっと出遅れた方だと思っていたけれど、 私たちよりも後から来た人の方がたくさんいた。 この付近では簡単なハイキング用の山みたい。

しかし私たちは軽アイゼンだけにしようと思ったけど、 ほかの人たちで雪の準備をしてる人はほとんどいなかったようだ。 季節からするとちょっと危ないような気がする。

登山道は途中まで、スキー場のゲレンデを登っていく。 こうして登るとスキーのゲレンデというのは結構急な斜面。
登ったり平らになったりして、小荒島岳との分岐に到着する。 登山道の横は雪が数cmくらい積もっている。 ここにザックを置いて、その上に座りながらちょっと休憩。

ここから稜線づたいに登ったり下ったりを繰り返していると、 「積雪のため稜線通過禁止」という札とロープが登山道を塞いでいる。 巻き道を探してみるが、そんなもの地図にも実物もない。 「こんなところでいきなり禁止なんて言われても、、」 と思いながら、他の踏み跡と同じように、ロープを越えていった。

結局その後、軽アイゼンがないと下りちょっと滑りやすい場所 (それでも下りで軽アイゼンをつけていたのは私たちだけだし、 滑っても滑落の危険はない)があっただけ。 単に軽装ハイカーへの注意だったようだ。

頂上はアンテナだらけ
頂上に着くと、看板に白山への展望が説明されている。 この山が百名山に加えられたのに、 白山への展望が関係ないことはきっとないだろう。

頂上には大きな建物が建っていて、 ちょっと怖かったけど、梯子を登って屋上まで上がってみた。 見晴らしはちょっといいけど、 危険を冒して登るほどのものでもないみたい。 実際数人いた登山者で屋上に登ったのは私だけ。

下りは昼過ぎだったけど、そんな時間に登ってくる人が何人もいた。

永平寺

土産物屋に駐車して、永平寺観光。 寺の中の僧侶たちが掃除をしているので、 写真を何枚か撮ったけど、 実は僧侶の写真だけは撮ってはいけないらしかった。 (撮った後に聞いたのでやむをえなかったけど)

見学を申し込むと、数十人のグループに分割されて、 僧侶が寺内を順番に案内してくれる。 自分たちのような観光客がいなければ、 もっと雰囲気のいい場所なのだろう。

夕食を済ませてから、 芦原温泉のセントピアあわら、で入浴。

永平寺

永平寺 永平寺


99/11/21 - 東尋坊 - 山中温泉 - 兼六園 - 千里浜 - ねぶた温泉

東尋坊

東尋坊

起きてすぐに東尋坊へ向かう。 既に観光客がたくさんいる。

土産物屋がたくさんあり、 その中でイカ墨のソフトクリームを売っている店があり、 その黒いソフトクリームの展示用の模型がおもしろいので写真を撮ろうとすると、 「何撮ってるの!」と怒鳴られる。 「はぁ?」と返事をすると、 「だから撮るなって言ってるでしょ!」 と黒いソフトの模型を隠してしまった。
撮られたくないなら展示なんかしなければいいのに。 こんなことで文句言われたのは初めて。

東尋坊自体はそれほど期待を裏切らない。 でも断崖がきりたっているから、 どうしても影ができやすくて写真を撮るには難しい。

切り立っているとは言っても完全に垂直ではない。 東尋坊は飛び降り自殺の名所らしいけど、 落ちている途中で岩にあたる可能性が結構高そう。
ザイルがあったら登っても楽しいかも。
レストランで朝食をとってから出発。

撮影禁止のイカ墨ソフト

山中温泉

総湯である「菊の湯(芦の湯)」で入浴。 注意書きが書いてあるとおり、 湯船がとても深い。 冗談抜きに、 子供などは注意していないと溺れしまうかもしれない。 湯量に自信があるからこんな湯船になってるのかな?

兼六園

兼六園はさすがに観光客がいっぱい。 紅葉の季節でもあるので、写真撮影を目的にした人たちも多く、 地面付近の構図を必死に撮影する人たちには正直感心した。

兼六園を言葉で説明するのは難しいかもしれない。 また冬にでも来てみたいものだ...


兼六園 兼六園 兼六園 兼六園 兼六園 兼六園
兼六園 兼六園 兼六園

千里浜

千里浜なぎさドライブウェイを楽しもうと能登道路を降りるが、 すっかり日が暮れてしまって、 夕陽のドライブというわけにはいかなかった。 しかし、砂浜をドライブするというのは何とも言えない感じだ。 かなり締まった砂なのでスタックの心配はない。 (だから道として許可されているのだろうけど...)

ねぶた温泉で入浴して、千枚田の道の駅で車中泊。


99/11/22 - 朝市 - 千枚田 - 禄剛崎 - 和倉温泉 - 千里浜 - 金沢

気象観測用の飛行船
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朝市

輪島の朝市に行ってみる。 朝市自体があまりにも有名になってしまって、 本来の地元の人向けでない、 観光客向けの店も増えてしまったそうで、 最近はその傾向を元に戻そうとする動きもあるらしい。

朝食をとっていなかったのでお店を探していると、 数人のおばさんが「あの店よりもこっちのお店がおいしい」 などと親切に説明してくれる。 知り合いの店も多いだろうから、 どの助言を信じるかは迷うところだけど、 適当な店で朝食をとった。

私たちはまだ旅を続ける予定があったので、 なま物には興味を全く示さなかったけど、 お店のおばさんたちはいくら声をかけても買おうとしない観光客だと感じたことだろう…

輪島朝市
灯台の代わりの被写体
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千枚田、禄剛崎、和倉温泉

千枚田(昨日は道の駅に泊まったものの、 深夜であったため全く見えなかった)を見て、 禄剛崎へ。

灯台のきれいな写真を撮ろうと楽しみにしてたけど、 なんと修理中。まぁ、こういうこともあるだろう…

和倉温泉でおいしいお寿司を食べて、 共同浴場を楽しんでから、金沢へ向かった。

禄剛崎にて
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千里浜

今度は千里浜の夕陽をちゃんと見届けようと思って、 再び能登道路を途中で降りて、 千里浜なぎさドライブウェイを走る。

昼間はなかなか爽快な道だ。 夕陽まではまだしばらく時間があると思って、 余裕をかまして昼寝してしまったのが失敗だった。
目覚ましを無視して、 しばらくしてから起きたらすっかり日が暮れていた、、、

ランプの宿
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金沢

ガイドブックに載っている料理屋さん「はざま」で食事。 メニューが出てくるのを待っていると 「うちの店にはメニューはないんですよ」とのこと。 適当にみつくろってもらうことにした。

私たちは車に予備のお金を置いてきていたので、 財布の中身をチェックしていると、 貧乏に見えたらしく (その店にしては)かなり安い値段にしてもらった。
とてもおいしかったことは言うまでもない。

和倉温泉付近
054.jpg 「本日はどちらにお泊りですか?」 と質問をされて、 「車中泊です」 「それはいけない。ちゃんとしたとこに泊まったほうがいいですよ」 「でも車で既に3連泊してますからねぇ」 「じゃぁ、これ持っていきなさい」 と言われて、ルネス金沢の無料券をもらった。

高級レストランだったので、 車中泊をするような人はめったに来ないのだろう。 車中泊が嫌いなわけではないけど、 ありがたく無料券をいただいた。

ルネス金沢はなぜかガイドブックには載っていなかったけど、 流れる温水プールもあるとても楽しい施設だった。 ただ、プール以外はたばこ臭くて、 暖房も強くて寝付けなかったので、 プール以外は車中泊の方が快適かも。


東茶屋街

99/11/23 - 忍者寺 - 東茶屋街 - 秦野

昨日の夕飯のお店の薦めで妙立寺(通称、忍者寺)を観光。 全く予定にいれてなかった所だけど、とても楽しかった。
このような古いからくり屋敷を観光客が歩いて見学できる、 ということが驚きだ。 小さい子供を同伴が不許可なのもやむをえないだろう。

東茶屋街を散歩して雰囲気を楽しんだ後、帰途についた。 金沢から神奈川への帰り方は、 結局長野経由にしたが、 いずれにしても関東からは遠い地方だ。。。


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