出発 | 到着 | 時間 | 路線No. | 列車No. | 種類 | 会社 | 等 | From | To | @(Fr.) | km | 割引 | % | 間隔 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10:34 | 11:03 | 0:29 | 142 | 226 | 登山鉄道 | GGB | Riffelberg | Zermatt | 29.00 | 1:12 | ||||
12:15 | 12:18 | 0:03 | 2290 | 地下ケーブル | ZSB | Sunnegga | 24.20 | SC | 50 | 0:02 | ||||
12:20 | 12:27 | 0:07 | 2291 | ゴンドラ | LSU | Blauherd | ↑ | 0:13 | ||||||
12:40 | 12:45 | 0:05 | ↑ | ロープウェイ | ↑ | Unterrothorn | ↑ | 1:15 | ||||||
14:00 | 14:05 | 0:05 | ↑ | ↑ | ↑ | Blauherd | ↑ | 0:05 | ||||||
14:10 | 14:17 | 0:07 | ↑ | ゴンドラ | ↑ | Sunnegga | ↑ | 17:43 |
Matterhorn
このハイキングコースはどの本にものっている定番コースだが、 Gornargratから歩き始めるか一駅下っててからの選択がある。 しかし、歩いた感じではGornargratから下っても十分に楽しい ハイキングだった。
下り始めるとMatterhornの頂上から雲が消えた。明日登って
泊まる予定にしている山岳ホテルBelvedereも見える。
さらに下っていくとお待ちかねのRiffelseeが見える。
Matterhornは朝が一番晴れていてだんだん雲が多くなるそうだから、
今回はこれ以上待っても無駄だっただろう。しかし、定番とは
分かっていながらもやはり美しい景色だ。
左に見えるRiffelhornは岩場のトレーニングに使われているらしい。
これに登れたらMatterhornは近くなるのかな。
この辺りでシュタインボックと思われる動物の群に出会った。
この付近で外国人のハイカーとすれ違い、あちらが「ボンジュール」こちらが 「グリュッツィー」。「グリュッツィー」はスイス国内では「Guten Tag」 よりもはるかに多く用いられるあいさつの言葉。一方Zermatt付近は フランス語も多くはなされているので「ボンジュール」なのだろう。 両者ともあわてて、あちら「グリュツィー」こちら「ボンジュール」 。こうなると陽気な外国人は止まらない。あちら「コンニチハ」こちら 「ハロー」。相手の笑い声しか聞こえなくなるまで挨拶合戦となった。。。
Riffelbergの駅まで歩いて下りの電車に乗り、Zermattに向かう。
Sunneggaまでの地下ケーブルカーでは犬も乗り込んできたが、
そこらへんの日本人の子どもなどよりはるかにおとなしい。
ペットというのは飼い主がしっかりしていればここまで
共存できるのだなぁ、と感心した。
地下ケーブルというのは
環境をなるべく悪くしないという配慮らしかったが、
そこらじゅうにリフトの柱や線路が通っているZermattを
見ていると焼け石に水という気がしないでもない。
Sunnaggaは他の日本人観光客が 大勢大声で話をしているのでそそくさとゴンドラとロープウェイで Unterrothornまで上がっていく。ゴンドラに 「この人これからどこへ行くんだろう」と思うような 大きな荷物を持った人が同乗してきて私たちに荷物が思いっきり あたったが、彼は特に謝るわけでも挨拶するわけでもなかった。
当初の予定では UnterrothornからOberrothornまで登ることにしていたが、 Unterrothornの風の強さとそこから見えるOberrothorn頂上に いる人たちの小ささを見たら、時間的にも難しいものを 感じたので、生協で買ったパンを食べた後レストランで お酒の入ったコーヒーを飲んでからSunneggaまで降りてZermattまでハイキングした。 結局この判断が山岳ガイド相談所に行く時間を生んだ訳で、 Breithorn登頂という最高の気分を味わえたのもこの判断の おかげだろう(というほど偉い判断ではないけど、、、)。 Blauherdまでのロープウェイは新しいスキー用のリフトを作るための工事で 忙しいらしく、予定ダイヤとは完全にずれた状態で運転していたが、 それを知らなかった私たちは30分以上待たされた。
SunneggaからZermattへのハイキングは他のハイカーも多く、 村の中を下っていくちょっとにぎやかなハイキングだったが、 後半の林の中を歩き続けることを除けば十分に楽しいものだった。
お土産でも買おうと町中を歩いていると山岳ガイド協会の
インフォメーションセンターがあったので試しに入ってみる。すると、手頃な値段で
Breithorn登頂ガイドの案内が書いてあったので「私たちはアルプスに比べたら全然低い
日本の夏山にしか登ったことがないけれど、それでも登れる?」
と聞いたところ「大丈夫」とのこと。今から思うとあの山で登らしてくれなかったら
雪山の練習はどこですればいいの?という気がしないでもないが、
そのときは「本当に自分たちが登っても問題ないのだろうか」と
かなり不安だった。
私たちは当然夏山の装備しか持ってきていなかったので、
協会が必要装備としているアイゼンを持っていなかった。
そこで「私たちは軽アイゼンしかないけどそれでも大丈夫?」
「だめ。そこにレンタル屋さんがあるから借りなさい」とのことで、
お店に向かうが、間抜けな私たちはそのような展開になるとは
全く考えていなかったのでサンダルを履いていた。お店に着くと
「登山靴を履いてこないと合わせられないよ。でも今からホテルに
登山靴を取りにかえったらうちは閉店してるよ。明日の開店時間は
そのツアーには間に合わないよ」。もう一度閉店した協会に戻って
事情を話すと明日ガイドをしてくれる人に電話をしてくれて
アイゼンを貸してもらえることになった。めでたしめでたし、
と思っていた私たちは次の日に大きな後悔をすることになる。。。