[Tomorrow] [Yesterday] [Up]

8月17日

出発 到着 時間 路線No. 列車No. 種類 会社 To 割引 % 間隔
16:19 16:26 0:07 312 471 登山鉄道 WAB 2 Grindelwald Grund RP 100 0:14
16:40 17:10 0:30 2445   ゴンドラ GGM 2 Mannlichen RP 100 0:20
17:30 18:00 0:30   2 Grindelwald Grund RP 100 0:11
18:11 18:15 0:04 312 468 登山鉄道 WAB 2 Grindelwald RP 100 14:45

ムットホルンヒュッテ(Mutthorn Hutte)での結婚式

早朝に起きて朝日を横から受けるアイガーを撮影した後、 美容院へ行ったり、ドレスやタキシードを着たりして 準備をする。 予定の時刻になり案内所の人がホテルの部屋に迎えにくる。 前日の「夕飯と翌日の天気」の迷信は前日にこの人に聞いたのだが、 チーズフォンデュの顛末を話すとばかうけしていた。

ホテルReginaの前で写真を撮った後、車に乗る。案内所の人が ズームレンズ付きの一眼レフ+ネガフィルム36枚で何かと撮影を してくれる。式が終わるとパトローネの状態で渡されるので 日本に帰って現像することになる。正直カメラの腕はそれほどではない ので、私たちのように自分たちのカメラを式に持っていた方が 何かと自分の納得できる写真は撮れる。車に乗るときは多少付近の日本人が 物珍しい顔で見ているのが分かるが、思ったほどで恥ずかしいものではない。 車でLauterbrunnenまで行くが、数日後に乗った電車よりもはるかに楽に行ける。 スイスの醍醐味は鉄道にあるのかもしらないが、レンタカーにより 効率がよくなることは否定できないと思う。

Lauterbrunnenにあるヘリポートから ヘリコプターに乗って、Mutthorn Hutteまで登る。 このヘリは行きは遊覧飛行をしてくれるが帰りは一直線に 帰っていく。ヘリが遊覧飛行を始めたときにどうしても 写真がガラス越しになるうえに、ヘリのフレームが写真に 写ってしまうので、「この小さい窓開けてもいいですか?」 と案内所の人に聞くと扉を開けると勘違いしたらしく 「ダメですよ」と怒られた。結局下るときには私の 希望に気づいたパイロットが小さい窓を開けてくれた。 やはりあの窓はそういう利用目的のものだったようだ。 帰りは遊覧飛行がないのでちょっと損した気分。

ヘリの中からはLauterbrunnenの美しいU字谷や、 崖の上にMurrenの村が器用に乗っているのが見える。 撮った写真にはやはりガラスの反射やヘリのフレームが写っていた。 何にしても結婚式の最中にここまで自ら写真を撮りたがる夫婦は 珍しいようだったが、これほどの景色はなかなか見られるものでは ないので私たちはがんばって2台のカメラで撮りまくった。

MutthornHutteの前にある広場に着陸する。足で登ってきた登山者達や 山小屋の管理人などに手を振って迎えられる。しかし、主催者の一員である 山小屋の管理人を除いた人々はさすがに山男らしく、ヘリでホイッとやってきた 場違いな一団を見えない存在かのように休むなり準備するなりしていた。 空はすっかり晴れ渡り遠くにはしっかりとBernerOberland三山が見える。 周りは氷河が取り囲み山小屋のすぐ横には簡単に登れそうな高さ20mくらいの 岩の塊がある。この状況で思うことと言えば「歩きたい!登りたい!」という こと。その希望は到底かないそうもない自分たちの格好を見ながら、 「今度は歩いて普通の格好で来よう」と強く決心したのだった。。。

結婚式自体は完全に形式的なもので法的な証明は何もない。 実際神父さんも村の議員だかホテルの職員だったようだ。 神はその場にいたわけではなかったので人前結婚式と言えばそうかもしれないが、 山前結婚式と呼ぶのがふさわしいだろう。神父がドイツ語で話し、 それを一文づつ案内所の人が日本語に訳してくれる、という形で 式は進行していく。周りの景色のすばらしさもあってなかなかよい気分。 ワインに口をつけた後、私たちのために参加者全員がTシャツ(あちらが用意したもの) にサインをしてくれる。こうしている間にもヘリを貸し切っているわけなので、 私たちはすきあらばカラスに似た鳥(BrienzerRothornで再登場)や山々の写真を撮りまくっていた。 この判断は正しかったようで、この後山小屋の中を少し見せてもらって、 ヘリはLauterbrunnenに戻った。

かなりの標高差を一気に登って降りたので私の耳はしばらく聞こえにくくなってしまった。 Grindelwaldへ戻る車の中でも観光案内所の人が一緒なのをいいことに 川の色がなぜ白いのか、などと質問をした。ちなみにスイスの川や湖の水は基本的に 石灰分を多く含んでいるために色がついているそうで、それらの水は 沸かさないと飲めない(長期的な問題なので観光客は気にせず飲める)し、 鍋などが傷むと言うことだった。

Grindelwaldに戻ると私たち二人だけになってSpecialLunch。 ホテルからプレゼントだといってくれたのはドイツ語のこのホテルReginaの 紹介ビデオ。もっといいものくれてもいいのに。。。

ヘリコプター操縦士

崖の上にあるMurrenの町

Mutthorn Hutteの氷河とヘリ
ムットホルンヒュッテ結婚式

LauterbrunnenのU字谷

メンリッヒェン(Mannlichen)

GrindelwaldからMannlichenに向かう。 Grindelwald Grundから乗り換えのために走る(タイトな スケジュールが多かったのでこういう展開になりがちだった)。ここの乗り換えは5分ほど走る必要がある。 Mannlichenは、BernerOberland三山(Eiger, Mench, JungFrau)背景で牛を撮影できる。登るのが楽なわりになかなかな 撮影ポイント。ゴンドラでスキー上の緩斜面を 30分もかけて登っていく。確かにスキーで滑ったら楽しいそうなところだ。
帰りのGrindelwald Grund駅からアイガー撮影。 Grindelwald Grund駅からの電車出発が10分遅れる。 基本的に単線なので一つ遅れると全部遅れてしまうのはしょうがない ようだったが、スイスでは他のヨーロッパの国に比べると 時間の遅れは極端に少ないそうで、日本人にはなじみやすい。 あんまり列車がこないので駅員に聞いたら「Grindelwaldだったら この線路に沿って道を登っていけばすぐだぞ」と提案された (当然、冗談だと勝手に解釈して電車を待つことにした)。 線路のポイント切り替えは手動だった。

牛とベルナーの山々  
メンリッヒェン

(右)Grindelwald Grund駅でポーズをとる女性の駅員
(左)柵で首を掻きながらよだれをたらす牛

グリンデルワルド(Grindelwald)

朝食はレジーナのビュッフェで食べた。
Mutthornへ行った後、レジーナでスペシャルランチをとるが量が多く食べきれない。 メニューはメロン・スイカの赤ワイン漬け、 オードブル、スープ、肉とポテトとか、レモンシャーベット、ジン、チョコクッキー。

日本語観光案内所で結婚式用の荷物(ドレスは自宅へ、タキシードは レンタル衣装屋へ)を送った。非常に簡単に送ることができる。 あの荷物を持ってZermattに行ったかもしれないと思うと 本当に良い判断をしたと思う。

夕食前に時間があったので、今後の山小屋泊に備えて、 自分のお土産もかねてフリースを買う。(日本語ではない)観光案内所でBernerOberland地方の 地図を買おうとするが閉まっていた。昼間に観光地に 行ってしまうとなかなか店の営業時間内に行くことができない。

夕食:ホテルアイガー。 ガイドブックに勧められているリヴェラというガス入り清涼飲料水を飲むがやはり味のない炭酸水という感じだった。
Hotel Regina泊

(左)Grindelwaldの町から山を望む  
(右)Special Lunch調理中  Nikon 35Ti
 

Grindelwald駅  
グリンデルワルド駅


[Tomorrow] [Yesterday] [Up]