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5月2日 (第3日目)

市内観光

タクシーを6時間貸し切りにして市内観光をした。 運転手の名前はクリスナさんという。ネパール語で名前を尋ねたが、 笑って答えてくれて、こちらの名前もネパール語で聞いてくれた。 この時には分かっていなかったが、 ネパールで会った人の中ではかなりよい人の一人。

彼が乗せた日本人のほとんどは英語を話したそうだ。 市内観光のタクシーを手配する人にはツアー客は含まれていないからだろう。 トレッキングのガイドが言うにはトレッキングに参加する日本人のほとんどは英語を話さないそうだ。

カトマンドゥ市内のほこりは噂通りすごいものだった。しかし、 マスクなどをつけるのはさすがに恥ずかしい。


ボダナート

入り口から見たボダナート
ボダナート 初めは誰もマニ車を回しておらず、非常にがっかり。 しかし、しばらくすると回す人が少しずつ現れ、ほっとする。 全てのマニ回すわけではなく、他の人と話しながら散歩のような早さで歩きながら、いくつかおきにかなりの勢いで回す物らしい。油がさしてあるらしく、 かなりのスムーズに回る。

黄色のペンキを振りかけていた。どうやらそれが飾り付けのようだった。

歩いていると物乞いが近づいてくる。物乞いは観光地にはかなりいるので、 近寄らないようにして歩いた方がよいと思う。


パシュパティナート

シヴァ・リンガ小堂
パシュパティナート 車から降りたとたんに日本語で話しかけてくる男が現れる。 英語で挨拶程度の会話を交わした後、 ガイドはいらなかったのでその旨を言うと「ガイドではありません。 私は学生です」と言う。「私には日本に友達がいて、、、」 などという多くのネパール人が言うことと同じことを言い始めたので、単に日本人と話したいのかと思い、 しばらく話をした。すると、やはり「ガイド代はいらないけど、 私の案内が気に入ったら、お金($1)かボールペンが欲しい」 などと言う。「私はガイド代は払わないよ」と言うと 「私は日本語の本を買って勉強がしたいのです。 Do you understand?」(本当は全て英語)とのこと。 もう一度「あなたの言うことはよーく分かるけど、 ガイド代は払わないよ」と言うと「さよなら」 と日本語で言って去ってしまった。 いろいろと考えさせられる。。。

バシュパティナートの中にはヒンドゥー教徒しか入れないが、 外の火葬場は見ることができる。ちょうど一つの火葬場で 火葬が行われるところだった。先ほどの無料ガイドの説明だと王族用と金持ち用とその他の人用の火葬場があるらしく、 行われていたのはその他の人用だった。 火葬を準備している状態で数人の人達が布で隠しながら、 死者をキャンプファイヤーのような木の台の上にのせていた。 こちらからは顔と足を見ることができる。 おもむろに火が付けられ、全体が燃え始めた。日本とはだいぶ形式が違うが、死者を弔う気持ちに変わりはないように見えた。

丘の上は展望がよいと本には書いてあったが、木が高いので あまり見晴らしの良いところではなかった。


バグタプル

ニャタポラ寺院
バグタプル 運転手(クリスナさん)の知り合いがガイドを申し出てきた。 クリスナさんには丁重に断ったのだが、歩き始めた後もつきまとってきた。「ガイド代は払わないよ」と初めからはっきりと言ったのだが、なかなか離れようとしないので「放っておいてくれ」と言ったらやっと立ち去った。 この国ではいろいろとしつこいが、はっきりと断ることが大事である。

昼食を食べる。 レモンソーダを頼んだところレモン汁に炭酸水を入れるというスタイル。 蜂蜜などの甘い物は混ぜないので酸っぱい。 ここのトイレは扉が閉まらず、 ガイドブックに書いてあるような紙捨て入れもなかった。 その後この程度のことは当たり前であることをトレッキング中に知ることになる。

バグタプル町中にて

町中の子供たち(服は学校の制服)


パタン

パタンの八百屋
3人の子どもが話しかけるので写真を撮ったところ、「フォト・ルピー」 と言って手を差し出してきた。彼らに罪はないのだが、 本当に気が滅入ってしまう。 結局、町中で子どもの写真を撮ることはやめにした。 山の中の子ども達は意味もなくお金を要求することは町中と同じだが、 写真を撮らせたことを理由にはしてこなかった。

スワヤンブナート

ストゥーパ塗り直し中
スワヤンブナート

ダルバール・スクェア

コーラを買う。瓶を返すかどうかで値段が違うらしい。 その場で飲むと答えると10Rs。ちなみにホテルのコーラは25Rs。

広場のまぬけな像(カーラ・バイラヴ) は誰も見ておらず、汚くて異臭が漂っていた。 基本的にネパールは異臭かお香のよい香りが漂っているとも言える。

クマリ神に会わせる仲介をするという男が何人かいた。 彼がそれほどの職の人には見えなかったので、 単に誰でも頼めばクマリ神に会えるのだろう。 結局クマリ神を見ることはなかった。


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