ハッサニは7-20倍ズーム双眼鏡をえらく気に入っていて、
「遠くの物がこんなにきれいに写るのは、
軍事上の制約があるイランでは売ってない」
と言っていた。
「近くのディスカウントストアで1万円で買っただけのたいしたことない双眼鏡だと思うんだけどなぁ」とは言わずにそっとしておいた。
結局彼は皆既直前に私が取り返しに行くまで熱心に覗いていた。
注意は何度もしたのだけど、
皆既直前には普通のサングラスをかけた状態で、
双眼鏡越しに太陽を見ていたようだ。
35Tiは周りの雰囲気を撮るために使用。
多重露光もできないし、焦点距離も35mm固定だとすると、
やはり日食撮影には無理そう。
ヨドバシカメラで、高くてもいいから小さくて軽いのを探してみたが、 一眼レフがちゃんとのるもの(今回の焦点距離には正直難あり) の中では結局Light-150Dが一番良かったので、 同じ三脚を買うこととなった。
風対策としてストーンバッグを2つ買っていって、
付けては見たものの、
一番つらいのはピッタリした高さに止まりにくい雲台につきる。
900mmなんかにして位置あわせをしようものなら、
何度合わせてもちょっと下にずれる。
それを見越してちょっと上にずらしたところで固定すると、
しっかりとその高さで止まってくれる。
それでも重い三脚は面倒そうなので、
次回は微動雲台を持っていく予定
(懲りないタイプかも)。
インストラクターに聞いてみると、
やはり安い三脚だとプラスチックで固定するタイプの雲台になるので、
高さが微妙な位置で止まらない物らしい。
実際には風は全く吹いていなかったので、 風対策は何もなくてもよかったかも。 風以上にミラーアップの振動の方が大きそうなので、 長いレンズをカメラ本体だけの固定で支えていることが問題かも。 しかし、私のレンズには三脚台がついてないしなぁ。。。
レンズの手ぶれ補正機構は三脚撮影時には働かないのでOFF。
しかし、一眼レフの場合にはミラーが降りている状態が普通なので、
「ファインダーのガラスが溶ける」
といった撮影に影響しない問題しか起こらないそうだ。
それでも本体が必要以上に熱くなるとよくないだろうと思って、
手動でシャッターを切るEOS-55は撮影時以外はレンズごとタオルをかけて、
インターバルで自動でシャッターを切るEOS-10は本体だけにタオルをかけておいた。
しかし、一番タオルをかけたいのは人間本体だったでしょう。 帽子をかぶって、首のところにはタオルをかけても、 ファインダーを覗くときには帽子のつばが邪魔だったりする。 撮影の合間の数分間は、木陰に行って涼んでもいいはずなんだけど、 初めての日食撮影だということもあって、 結局トイレ以外で木陰に行くことはほとんどなかった。
その暑さも皆既が近づいてくると信じられないくらいにおさまって、
風が涼しく感じられる。
「いよいよ皆既が来るんだ」
という気分も盛り上がってくるから、
この暑さの演出もそういう意味では悪くないかも。
しかし、日食後の暑さは虚脱感もあって、
後片づけをする手も全く進まないのであった。。。
部分中のEOS-10はインターバル&多重露光で比較的広角(135mm)だったので、 小さい鏡でファインダーに太陽が入っていることを確認したが、 ファインダーから目までの距離が長くなるために、 ずいぶん小さくてかなり見にくい。 アングルファインダーはちゃんと拡大しているらしく、 やはり値段だけの価値はあるようだ。
部分日食中は、多重露光用は短い135mmにして写せる限界まで撮ることに。 それでも皆既をまたいでの撮影には全然足らないし、 角度もいいかげんなので、途中で横にずれてしまうけど、、、
拡大用は合焦の時間が十分あるので最長の900mm(300 x 1.5 x 2)。
かなり大きくなるので楽しいけど、
安い三脚を持っていったので、
ちょっと動かすとすぐに太陽がどこかに消えてしまう。
一度どこかに行ってしまうと探し出すのが一苦労で、
アングルファインダー
を付けたままだとどっちに太陽があるか分からないので、
これをはずして左目で太陽を見ながら合わせないといけない。
とてもじゃないけど、これで皆既を撮る自信はないので、 皆既中は270mm(135 x 2)と450mm(300 x 1.5)。 抑え用のEOS-10が短い方。 勝負用のEOS-55には長い方。 部分中と違ってコロナを撮りたいので、 太陽をフレームの中心(正確に言うと皆既時に中心になるように、 移動分を見越して中心よりちょっと右上に) に配置しないといけないので、 これ以上長い焦点距離を扱うのはこの三脚では無理そう。
特に300mmのレンズは自重でズームが動いてしまって、
焦点距離が知らぬ間に変わってしまう。
これを防止するためにズームの部分にテープを貼った。
一応横方向に回すズームなので、テープだけでしっかり止まっていた。
部分日食はNDを思いっきりかけてしまうので、 それほど色合いは関係ないと考えて、全部ネガ。 ただし、ラチチュードを優先してISO400にすると、 シャッタースピードが切れなくなるし、 皆既中に比べると露出も分かっているので、 それほどラチチュードが広くなくてもいいだろう、 ということでISOは100。
しかしISO100のネガと言って、富士フィルムに限定したとしても、
RealaとSuper100がある。
値段はRealaがかなり高いが、
そのお金の大部分は「肌色がきれい」ということらしい。
Super100シリーズ(つまりReala以外の普通のネガ)
はRealaよりもモデルチェンジが短く、
時々Realaよりもある特定の機能(ラチチュードとか)
については逆転することがあったりする。
さらに前モデルがSuperGと廉価版のSuperVの2本立てだったのを、
Super100の1本立ての商品構成に変わったりしていて、
もはやどっちが今回の撮影に向いているのかさっぱり分からない。
富士フィルムのホームページを見ても、
リバーサルは相対評価的なことが書いてあるのに、
ネガは全商品が「今までにない高性能」みたいなことしか書いてない。
お店の人もよく分からないので、両方持っていくことにしたが、
インストラクターもネガは詳しくないので、
結局「高いからましだろう」といった程度の理由でRealaにした。
ハッサニが「皆既日食中には何枚撮るの?」 と聞いてきたので、 「当然フィルム1本全部だから36枚だよ」 と答えたら「へぇー」という驚きの表情をしていた。
なんせ始めての日食撮影で、
天体写真(赤道儀なんかは当然ないので三脚で)
も数枚しか撮ったことがないので、
とりあえず枚数を稼いで成功率を挽回するしかないと思っていた。
それでも1分半でフィルムを交換したら、
きっと失敗して後悔すると予想して、
なんとか36枚×2カメラで思いとどまった、
というのが真相。
でも今から思うと第2接触と第3接触の間は、
ほとんど太陽の光量は変化しないので、
むやみに数うっても意味がなかったかも。。。
結果を見ると、
露出に関しては、
過去の分析が十分に行われた雑誌のデータを用いるので、
露出で失敗していることは全くないみたい。
それよりもネガのプリントやPhotoCD製作の時に、
露出を不必要にあげられてしまうのが面倒なので、
次回からはリバーサル(たぶんProvia100)のみにする予定。
NDフィルターは300mmのレンズ用は誠報社のND10000。 135mmの方はケンコーのND400+ND8。 普通の一眼レフの性能があれば、 ISO100のフィルムで十分にケンコーセットで撮影できるが、 こちらはND3200相当なので、ファインダーの確認が眩しい。 値段もND10000が倍くらいだと思うので、 その後の利用価値なども考えると迷うところかもしれない。
ND値、フィルム感度、レンズ絞り値、テレコンによる実効絞り値の変動、 シャッタースピード、オートブラケット間隔、 と露出を決めるパラメータの多さにちょっと混乱してくるけど、 落ち着いてノートに値を書いておくことが成功の条件でしょう。。。
日食 | 本体 | レンズ | テレコン | ND Filter | 絞り表示 | 実効絞り | フィルム感度 | コロナ | シャッタースピード | オートブラケット | インターバル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
部分 | EOS-10 | 135mm | なし | ND800+ND4 | F22 | F22 | Reala 100 | なし | 1/4000秒 | なし | 3分 |
EOS-55 | 300mm | 2.0 x 1.5 | ND10000 | F5.6 | F16 | Reala 100 | なし | 1/2000秒 | なし | なし | |
皆既 | EOS-10 | 135mm | 2.0 | なし | F5.6 | F11 | Super 400 | 内部&外部 | 1/6秒 | 3.5絞り | 13秒 |
EOS-55 | 300mm | 1.5 | なし | F5.6 | F8 | Provia 100 | 内部 | 1/30秒 | 1絞り | なし | |
外部 | 4秒 | 1絞り | なし |
インターバル機能と組み合わせて多重露光を行ってみた。
撮影結果は次のインターバルを参照。
インターバル間隔を3分にセットして、
多重露光回数を9回にセットして撮影開始。
その後は数枚とるたびに多重露光回数を9回に戻して、
太陽がファインダーの中に入っていることを確認するだけ。
こんないいかげんな連続日食撮影をしている人は少ないかも。
実際EOS-10にはこの機能がついていながら後継機種ではなくされている。
EOS-Kissにでさえオートブラケットが付いていることを考えると、
よほどニーズの少ない機能なのだろう。
自分でさえこの機能をここまで真面目に使ったのは初めて。
でも本当に役に立ったので、メンバーの一人のCanonのレンズ技術者には
「インターバルの機能のおかげで裸眼でも皆既日食を十分楽しめました」
と感謝の気持ちを伝えた。
しかしその人自身は、マニュアルで皆既中に露出を変えようとして、
ほとんど肉眼では太陽を見れなかったらしい。。。
皆既日食中は、初め第2接触から第3接触の時間を、 シャッターを切る回数で割って、11秒にするつもりだった。 しかし、いろいろ計算してみると13秒にして、 最初と最後の1回ずつを捨てるつもりで撮れば、 第2接触と第3接触のタイミングにピッタリあって、 ダイヤモンドリングが自動で撮れそうな気がした。
時計はインストラクターが国際電話を使って正確に合わせてあったので、
これでばっちりだと思った。
しかし、できあがってみるとダイヤモンドリングは、
捨てたはずの前後1回ずつが撮っていてくれた。
つまり、ダイヤモンドリングは第2、3接触の時刻の外側で起こっているらしく、
ぴったりの時刻では皆既になってしまっているようだ。
まぁ、何はともあれ自動の方にもダイヤモンドリングが写っていたのだからよしとしよう。
部分日食中の間隔時間は、普通は5分か10分おきらしい。
原理的には2分ちょっとで太陽が重ならない状態になるんだけど、
普通は人間が時計を見ながらシャッターを押すので、
5か10分おきにしているらしい。
せっかく自動で撮影できるので3分おきに撮影させてみた。
下の写真を見てみると、
ちょっと窮屈な感じがしないでもないけど、
背景がない分だけおもしろくなってる、と思う。
インターバルがEOS-10にしかついていないので、 こっちの方でダイヤモンドリングのタイミングに合わせるのは無理なので、 EOS-55でタイミングを狙っていく。 つまりEOS-55は連写モード&オートブラケットにして、 3枚分の時間をレリーズで押し続ける。
オートブラケットの幅も2台のカメラで違っていて、 EOS-10は5絞りまで可能なので、 3.5絞りずつずらすことによって、 内部コロナと外部コロナをノータッチで撮影することができた。
それに対してEOS-55は「液晶の露出補正範囲に合わせる」
というたぶんそれだけの理由で2絞りしか動かすことができない。
そのため、内部コロナと外部コロナは途中でシャッタースピードを変えることにより対応し、それぞれを1絞りずつのオートブラケットで撮影。
これはこれで微妙なタイミングのダイヤモンドリングを撮影できたので、
途中のシャッタースピード変更の緊張はあるものの、
捨てがたいものがある。
この2回のシャッタースピード変更でさえ、
普通の撮影を行っている人達に比べて、作業数はとても少ない。
細かいことだが、2台は撮影順序も微妙に違う。 EOS-10は−補正、適正、+補正の順番に撮影する。 それに対してEOS-55は適正、−補正、+補正の順番に撮影する。 どちらにしても+補正で撮影時間が律速するので、大勢に影響はない。
それに対し、EOS-10にはレリーズがつかない。
その代わりに標準でリモコンがついている。
しかし、このリモコンの反応の悪さは過去に何度も体験済みだった。
一番問題なのは、リモコン受光部がレンズ面側にあることである。
自分自身を撮影することを目的にしているためだと思うのだが、
これだと自分の手が写ってしまうのを恐れて、
なかなか反応させることができないのだ。
というわけで、
EOS-10は確実なセルフタイマー&本体シャッターボタンを10秒
(セルフタイマー作動時間)前に押す、というやり方にした。
なんとか設定で「ミラーアップしっぱなし」 が選べるようにならないものでしょうか、Canon殿。
もちろん、テレコンをつけた後で、 フォーカスエイドを利用する、もしくは マニュアルフォーカスで合わせてみる、 という方法は試みては見たけど、 日頃すっかりオートフォーカスに慣れてしまった体ではどうしようもなかった。
日本で時計を合わせていかなかったので心配していたけど、
インストラクターはしっかりと日本で合わせたらしいので、
それに自分のを合わせた。
しかし、イランの国営テレビの時報を見てみると、
かなりずれているらしく、
それに合わせるべきかツアーの中でも意見が分かれた。
結局国際電話でインストラクターが時間を合わせたところ、
イランの国営テレビの時刻がずれていることが分かり一件落着。
実際、日食の開始時刻はかなり正確だったので、
イランの時刻に合わせなくて本当によかった。
ファインダーで位置あわせをして、 露出を変更(EOS-55は1/30秒F5.6(実効F8)、EOS-10は1/6秒F5.6(実効F11))、 フィルムを皆既用(ネガ400とProvia100)に換えて、フィルタをはずし、 EOS-10のインターバルの間隔を13秒にセットしなおして、 焦点距離を変更(135mmx2と300mmx1.5)、 オートブラケットをセット(EOS-10は3.5絞りずつ、EOS-55は1絞りずつ)。
さっきまで暑くてクラクラきてたのが嘘のように涼しくなってくる。
サングラス越しに見る太陽も本当に細くなってきた。
カメラの設定に関してはそれなりに確信が持てるけど、
ファインダーの中央に太陽があるのかが不安でたまらない。
「えーい、一瞬なら直接目で見ても大丈夫だろう」
と思って一瞬ファインダーを覗いて位置を確認したら、
中央に近い位置にあって、ホッとした。
しかし、やはりフィルタのない太陽という物は、
例え皆既の直前だとしてもすごい光量だ。
すっかりと目に痕跡を残して、暗いところを見ると、
真ん中に緑色の物体が見えてしまう。
「ヒェー、これじゃぁ皆既の太陽が見えないじゃん」
と思って一生懸命暗いところを見つめたら、
なんとか緑色の物体は消えてくれた。
こんなことのないようにくれぐれも直接太陽を見るのはやめましょう。
予定通りEOS-55のシャッタースピードを4秒にずらして外部コロナを撮影しようとした。
しかし、第2接触時の太陽が明るすぎたのか、
皆既中の太陽が暗すぎるのか、カメラ本体の液晶が見えない。
これは誰でもそうなるようで、
慣れた人達は必ずライトを持っているものらしい。
なんとかシャッタースピードを変更して、外部コロナを撮影。
外部コロナは撮影に時間がかかるので、
今回のように皆既時間が短いと何枚も撮るわけにはいかない。
シャッタースピードを1/30秒に戻して内部コロナを撮影。
第3接触の分を残して快調に撮影していく。
EOS-10も順調に自動撮影を続けている音が聞こえる。
撮影結果としては、 おおむね事前にやれるだけのテストや計算をしておいただけの結果は得られて、 とても満足。
今回できた対策としては、「プロテクトフィルターをはずす」、 「テレコンを使わない」、 「ゴーストが重ならない位置に太陽をもってくる」 (この案は現実不可能だと思う)、 などが考えられる。
根本的には、無限遠以外も撮影可能で、 収差が少ない代わりにガラス面の多い普通のレンズよりも、 天体用の望遠鏡の方がゴーストの影響が少ないような気がする。 ちょっと日食のためだけだと思うと高いけど。。。
しかし、写真ができあがってそれなりに満足はしたものの、 拡大撮影がお金をかけないと進歩しにくい気がしてきた。 それに比べて連続撮影であれば、 EOS-10のインターバル機能のおかげで、 投資なくしてしっかりとした時間間隔で撮影可能で、 構図を選べば自分なりの主張もしやすそうな感じ。
こう考えると今度撮るときには、 少なくともEOS-10は連続撮影を中心にするつもり。 でもさらに考えると、 今回のモスク越しに撮れる日食、 というのは確かに貴重価値だったのかもしれない。 始めての日食じゃなければそうしたんだけど、 やっぱり時間が短いんじゃなぁ。。。
行く前は 「天文はほとんど素人だから、 インストラクターなんか来ても聞くことなんかなさそうだし、 その人の分もツアー代に含まれてるんだったら、なんか損した気分」 などと思っていたが、 とても気さくな人で、同じCanonEos(とは言っても向こうはEOS-1だけど) を使っていることもあって、とても助かった&楽しかった。 「こんな機能誰が使うんだろう」 と思っていたほとんどの機能は、やはりプロカメラマンには支持されていた。。。
周りに天文写真を撮る人間がいないので、
フィルムのことなどかなり悩んで
「もうどう撮っても一緒なんじゃないの」
などと自分に言い聞かせたことを聞いてみると、
ちゃんと理論立てて答えてくれる。
ゴーストとか今回は防ぎようのなかったものを除いて、
これだけ自分が満足できる写真が撮れたのは多分に安藤さんのおかげだと思う。
その安藤さんも連続撮影途中にミスがあったらしくって、
「ダメだ!」などと叫んで撮影をやめてしまった物もあったみたい。
安藤さん曰く「日食は何度撮ってみても、何か一つ失敗する」。
ちなみに安藤さんは日食で曇られたことがないらしい。
私はまず普段の撮影からカメラの評価測光に頼らない努力が必要かも。
Canonから手ぶれ補正双眼鏡が日食に有効であることの宣伝用の写真を頼まれたらしく、
皆既中には太陽の撮影をしながら、
メンバーをモデルにして「手ぶれ補正双眼鏡で日食を見る」写真を撮っていた
(らしい。とてもそんな姿を見ている時間はなかった)。
日食時には三脚に載せてしまうので、カメラの手ぶれ補正は使えないけど、
Canonの手ぶれ補正技術は本当に素晴らしい物だと思う。
偶然Canonのレンズ技術者がツアーメンバーにいたので、
その感謝の意を伝えておいた。
日本でのテレビとかもそうだったらしいけど、 日食観測者の絵というのは、 皆既日食であっても日食グラスもどきの変な眼鏡をかけた人々の、 すごく馬鹿っぽい写真、と相場が決まっているらしい。 何度見てもとてもよいのでこの方針は変えないで欲しいものだ。